現在、競馬バラエティ番組『馬好王国~UmazuKingdom~』(フジテレビ系)のMCとして活躍する神部美咲。5月15日(金)から3週連続でFLASHデジタル写真集『初デートは自宅で』をリリースするなど、グラビア面でも注目をあびている。
そんな神部が芸能界に足を踏み入れたのは20歳のとき。彼女が歩んできたこれまでを4回連載でお送りする。第2回の今回は、とんとん拍子で決まった芸能界デビューから、初めての躓き、そして転機を振り返る。
【写真】神部美咲の素の笑顔満載の撮りおろしショット>>
(1)「空手道場ではボコボコにされて泣いていました」から続く
* * *──高校在学中からアパレルで働きだしたんですか?
神部 そうですね。高3の11月から始めました。学生はバイトできないって言われたんですけど、そこの洋服が好きで、「卒業間際なので頑張って働きます!」って店長に直談判したんです。そうしたら特別採用してくれました。
──もともと人見知りとは思えないほど、すごい行動力ですね。神部 仕事自体もすごく楽しかったんですよ。大阪の心斎橋筋にあるお店だったんですけど、店長が体育会系の人だったから発破をかけられてどんどん売り上げも伸びて。そこでスタッフがモデルになって販売みたいなことをしていたんですけど、「私イケるかも」って調子に乗っちゃって(笑)。高校時代は「人に見られたくない」と思っていたけど、この容姿を活かした仕事をしたいなと思って。そのときに私は単純だから、芸能界の仕事しか思いつかなかったんです。
──人前に出る=芸能界だと。神部 そう(笑)。それで店長に「東京に行きます」って伝えたら、「そんな無謀なことはさせられないから、東京の本社に移動したら」と言ってくれたので、社長に直接会いに行って、また直談判しました。
──社長にも直談判ですか(笑)。めちゃめちゃ度胸がありますね。神部 東京ではメディア関係のお仕事もさせてもらっていたんですけど、モデルさんをアテンドしているうちに、「私はこっち側じゃない。アテンドされる側になりたい」と思って、その日のうちに上司に辞めますと言いました。20歳になるかどうかぐらいの年齢で、2年働いたし、次のステップに行きたかったんですよね。それで今の事務所に応募しました。