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UPDATE|2024/03/29

“推し”が不祥事を起こしたらどうする?作家・雨宮処凛が綴る「推しのやらかし」

ドキュメンタリー映画『成功したオタク』配給・宣伝:ALFAZBET 

格差・貧困問題に取り組み、メディアで積極的に発言をしている作家・雨宮処凛が、バンドやアイドルなどを愛でたり応援したりする“推し活”について深堀りするコラムシリーズ。6回目のテーマは「推しのやらかし」。自分が推している芸能人やアーティストが、もし不祥事を起こしてしまった場合、ファンという立場として、どう受け止めればいいだろうのか?(前後編の前編)文・雨宮処凛

【写真】韓国の女性が撮ったドキュメンタリー映画『成功したオタク』【7点】

推し活をする上で、避けて通れないことがある。

いや、大半の人は避けて通っている。が、それはある日突然、私たちの日常を根底から覆す。

それは推しの「やらかし」だ。

ちょっとした言い方がネットで炎上した程度なら、それほど深刻に考えることではないだろう。一方、芸能人がとても「やらかし」では済まされない事態を起こしてしまうこともある。

それで思い出すのは、元モーニング娘。の吉澤ひとみ氏の酒気帯びひき逃げ。また、性加害なども、とても「やらかし」という言葉で済まされる話ではないだろう。

そんなことから芸能界など「推される」立場の人々に目を向けると、さまざまな顔が浮かんでは消える。

昨年末から「文春砲」の渦中のダウンタウン・松本人志氏。

また、22年には俳優・香川照之氏の性加害問題が報道された。同年にはやはり俳優の木下ほうか氏の性加害問題が報道される。それ以外にも、俳優・新井浩文氏による強制性交罪(懲役4年が確定)、女子高生に無理やりキスするなどの強制わいせつの容疑で書類送検、また飲酒運転で略式起訴されたTOKIOメンバー・山口達也氏、未成年との飲酒・淫行で無期限活動休止となった俳優・小出恵介氏、共に合成麻薬を使用した女性が死亡して逮捕された押尾学氏などの事件が浮かぶ。


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