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UPDATE|2024/03/16

篠原冴美「伝えられなかった謝罪の言葉…私が苦手だったグラビアにもう一度向き合った理由」

撮影◎松山勇樹


グラビアに対する苦手意識を乗り越えたことで、イメージDVDは2020年1月25日にリリースした『プロフェッショナル』でラストにした。同じ年にはクラウドファンディングで資金を募って写真集を制作した。

「私はファンが大好きなんです。みんなめちゃくちゃ優しいし、ファン同士も仲が良いんですよね。私がグラビアを苦手にしていたのも知ってくれていて、その上で応援してくれる。そんなファンの方々に、もっと楽しんでもらいたいという思いから、写真集を出そうと考えて。私は常に自信がないタイプなので、毎日不安だったんですが、ファンの方々が応援してくれたおかげで無事に達成できて。制作した写真集は満足のいく内容になって、かつ写真展も開催できて。そのときに心からグラビアが楽しいと思いましたし、達成感もありました」

現在はタレント活動を続けながら、プロ雀士としても活躍。今はMリーガーを目指して、日々腕を磨いている。

「私にとっての天職がプロ雀士だと思っているんです。お父さんも麻雀が大好きだったし、お母さんも家に自動卓があるぐらい麻雀が好きで、私が放送対局に出るときは、仕事を休んででもリアルタイムで見てくれています。私は女流リーグに参加しているんですが、当面の目標はタイトルを一つ獲ること。そして念願のMリーガーになることです。

Mリーガーという目標は前からあったんですが、恥ずかしさと、自分にはおこがましいという気持ちがあったので言えなかったんです。でも言霊ってあるし、伝えることによって応援してくれる方もいるだろうし、結果を出せば選ばれる可能性もある。もしかしたらメディアに出るお仕事も少しは関係するかもしれないのかなと思ったんです」

父親が逝去して19年が経つ。もともと乗り気ではなかった芸能活動を続けられたきっかけは、生前に父親が遺した「冴美には芸能界で頑張って欲しい」という言葉だった。

「お父さんが亡くなって20年近く経って。今はお父さんのために芸能活動をやっている感覚よりも、応援してくれているファンの方がいるから頑張りたいという気持ちが強いんです。二十代のときは目標を失って、お母さんに泣いて相談したこともありました。

私を応援してくれるファンの方がいなかったら、おそらく芸能のお仕事は辞めていたと思います。だから今も、いろんなことに挑戦したいと思えるのはファンの方のおかげ。うれしいことがあったときに、一緒に喜んでくれる人たちがいるという環境ができたことが、この20年間、芸能活動をやってきて一番幸せなことです」

【あわせて読む】元恵比寿マスカッツ・篠原冴美「父の突然死、19歳から貧困生活も芸能活動を止めなかった理由」
AUTHOR

猪口 貴裕


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