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UPDATE|2024/03/28

【推しの子】実写化で注目されるあのシーン、アニメ版で築いた高い期待値を超えられるか

『推しの子』1巻(集英社)


注目したいシーンは他にもある。アイが所属するアイドルグループ・B小町のライブを乳幼児期のルビーとアクアが見に行った際、激しくペンライトを振り回しながらオタ芸を披露するシーンだ。アニメ版ではその動きがキレキレ過ぎて大きな反響を集めた。アニメ版を代表するシーンの1つと言えるが、実際に赤ちゃんにこのような動きをしてもらうことは不可能。カットされる可能性も高いシーンではあるが、もし残すのであればどのように表現するのかもワクワクさせられる。

また、高校生になったアクアが恋愛リアリティショー『今からガチ恋始めます』に出演した際、共演した黒川あかねが“アイ化”するシーンも見もの。アクアとルビーの推しであり、親であるアイをあかねが憑依させたアニメ版8話はSNSで大バズリ。あかねの声を担当した石見舞菜香の演技力に加え、細かく動くもアニメーションも相まって見事にアイを表現されており、アクアだけではなく視聴者も驚かせた。

赤ちゃんのオタ芸とは異なり、カットは考えにくいこのシーン。アニメ版のクオリティの高さが、そのまま実写化の際のハードルの高さにもなりそうだ。あかねを演じる茅島みずきは現在19歳でありながら『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』(TBS系)などドラマや映画の出演経験は豊富。あかねというキャラの凄みを体現してくれる演技にも注目したい。

さらには、“重曹を舐める天才子役”こと“10秒で泣ける天才子役”の有馬かなが重曹をペロペロするカットなど、アニメ版で話題になったシーンは多い。それらを実写ならではの料理方法を見せてくれることを今から楽しみに待ちたい。

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AUTHOR

望月 悠木


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