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UPDATE|2023/08/22

AKB48、イコラブ、アンジュルム…ももクロだけじゃないヒャダインが手掛けたアイドルソングが熱い

タデ食う虫もLike it! /46億年LOVE(初回生産限定盤A) アンジュルム



さらに、意外だと感じる人もいるかもしれないが、過去にはAKB48にも楽曲を提供している。『となりのバナナ』、『初恋よ、こんにちは』では「作詞 秋元康、作曲 前山田健一」というアイドルファンがワクワクするようなクレジット表記が見られる。前山田がAKBの楽曲を手掛けるとどうなるのか?秋元と前山田の世界観がどう絡み合うのか?どちらも古き良きアイドルソングといったテイストの曲なので、サブスクなどでチェックしてみて頂きたい。

続いて、最近のグループで意外なところを挙げると、前山田は=LOVEにも楽曲を提供。2018年、プロデューサー指原莉乃からのご指名で『樹愛羅、助けに来たぞ』の作曲編曲を手掛けている。メンバーの齋藤樹愛羅をフィーチャーしたアイドルソング。作詞は指原莉乃なのだが、ももクロ感を感じられるような楽曲になっていて、これぞヒャダインWorksだという1曲だ。

最後に、筆者イチオシの楽曲は、前山田が作詞作曲を手掛けたアンジュルムの『タデ食う虫もLike it!』。ハロプロファンにはおなじみの1曲だと思うが、アンジュルムのかっこよさを前面に出しつつ、つんく♂への憧れを抱いていた前山田のハロプロ愛が存分に感じられる1曲に仕上がっている。他にも、前山田は、こぶしファクトリーやJuice=Juiceにも楽曲を提供しているほか、ハロプロ・オールスターズやモーニング娘。リーダーズといったハロプロの周年時のコラボ曲も手掛けている。

前山田は、このように多くの女性アイドルグループに楽曲を提供しながら、実は、SMAP、関ジャニ∞からキンプリ、なにわ男子まで、ジャニーズのグループにも数多くの楽曲を提供している。その振れ幅も素晴らしいのだが、それだけ各事務所やレーベルから信頼され続けているということなのだろう。特に、前述したハロプロの重要な周年企画のプロジェクト楽曲を任せられていることが、前山田のアーティストへの愛や丁寧な仕事っぷりへの評価の表れなのだと思う。

今回紹介した楽曲の中には、一部配信されていない曲もあるが、Spotifyなどのサブスクサービスでは「ヒャダインWorks」といった形で、プレイリストにまとめられていたりもするので、是非一度、ももクロ以外の前山田健一楽曲にも触れてみて欲しい。意外なアーティストが歌う前山田楽曲が、今後、あなたのお気に入りの1曲になるかもしれないので是非。

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AUTHOR

南 喜一


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