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UPDATE|2023/08/12

「敵か味方か」…壮大なスケールのドラマ『VIVANT』が覆すテレビドラマの常識

『VIVANT』第5話予告(TBS公式YouTubeより)

TBS系「日曜劇場」では、これまで様々な話題作が放送されてきた。7月16日から放送開始した『VIVANT』(TBS系)は、スケールの大きさや考察ポイントの多さが特徴的で、テレビドラマの常識を覆す作品になっている。主演を務める堺雅人のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司らキャストの豪華さも各所で話題を呼んでいる。

【写真】堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら『VIVANT』豪華キャスト陣

本作は、主人公・乃木憂助(堺雅人)が勤務する丸菱商事にて、1億ドルの誤送金事件が発生する場面から始まる。誤送金先は乃木が担当するバルカ共和国の企業で、状況的に乃木が事件の犯人と疑われてしまう。その疑惑を晴らし1億ドルを取り戻すため、一人でバルカ共和国に渡航する。

調査したところ、事件にテロリストが関係していることが判明。居場所を突き止めるが、テロリストのアル=ザイールは爆弾で自決する。乃木は爆破事件の重要参考人として警察に追われるが、警視庁公安部の野崎守(阿部寛)、医師の柚木薫(二階堂ふみ)と共に何とか日本へ帰国する。そして、誤送金事件の真犯人を突き止めようとするところで第3話が終了。その続きの第4話は、8月6日に放送された。

第4話では誤送金事件が完結し、「別班」の正体が明らかになった。別班とは、自衛隊の秘密情報部隊のこと。警察には対処できない事件を水面下で解決する、いわばダークヒーローのような存在である。

まず、誤送金事件の実行犯は社内の財務部・太田梨歩(飯沼愛)で、太田に指示を出していたのは乃木の同期・山本巧(迫田孝也)であることが分かった。山本は日本に不満を抱いており、テロ組織「テント」の一員”モニター”だったのである。山本は公安部に尾行されていたが、途中で仲間だと名乗る黒須駿(松坂桃李)に助けられる。しかし、黒須の本当の正体は「別班」で、その先輩として登場したのが乃木だった。

なんと乃木は別班の一員であり、別班の任務を遂行するために、わざと社内で出世しないよう仕事ができないフリをしていたのだ。本当の正体を明かした乃木は、テロ組織の一員である山本を橋から落として消した…というのが、放送された第4話までのあらすじ。急展開を迎えた第4話の放送終了後、SNSでは多くの視聴者が感想を述べて盛り上がっていた。

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