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UPDATE|2023/08/11

『M 愛すべき人がいて』で話題に、安斉かれん「嫌だった自分の声を受け入れられたきっかけ」

安斉かれん 撮影/たむらとも


──安斉さんの声も、ハスキーですごく特徴的だなと思いますが、声についてはそんな気持ちがあったんですね。

安斉 昔は嫌いでした。かれんの声は遠くでもわかりやすいみたいなことは言われていて、でも変わった声って嫌だなって感じてしまっていたんです。スカウトされて、avexアカデミーにも通ってトレーニングをするうちに歌も好きになって、自分の声もいいんだなって思えるようになりました。

──こうしてインタビューしている時でも、すぐ何かリズミカルに口ずさんでいます。

安斉 ちょっと暇になったりするとすぐリズムが出てくるんです。手持ち無沙汰になると何か歌っていますね。それが曲になったりとかはないんですけど(笑)。沈黙も苦手なので、ひと仕事終わると何か口ずさんでます。

──音楽以外に興味あることは見つかっていますか?

安斉 最近はたまごっちを育てていたりするんですが…長続きしていることがほとんど無いんです。音楽以外は本当に飽きっぽくて、学校の文化祭も1日で飽きて、2日目は面倒くさくなってサボっているような人間でした。

──なぜ、それだけ音楽には長いこと情熱を注いでこられたんでしょう? 

安斉 何でもできるから、かも。飽きずにできることがたくさん見つかるんですね。曲調やメロディを変えてみるだけで、作品の出来が全然変わって来るので、そういう振り幅の広さを楽しんでこられたのかなと思います。楽器の二の次でできればいいか、と思っていた歌や作詞も、取り組んでいるうちに私の中で馴染んできました。

アルバムは出したばかりですけどR&Bもやりたいし、ジャズも好きだし…と曲作りをしていくうちに、かれんらしいね、といわれる作品を送り出せるといいかな、と考えています。目標はこうですとか、憧れの人とかの理想を抱いたこともあまりないんです。
CREDIT

衣装協力:ブラウス ¥36,520、ショーツ ¥35,750、ともに『ラ・クチュール トーヨー キッチン スタイル』(DISAYA)


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