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UPDATE|2023/06/07

乃木坂46、ももクロ、夢アド…意外な実力派バンドがアイドルに曲提供、必聴の名曲は?

(左から)夢みるアドレセンス『メロンソーダ』、ももいろクローバーZ『GOUNN』、『ジャンピングジョーカーフラッシュ』が収録された乃木坂46『好きというのはロックだぜ!』

ロックバンド×女性アイドルグループと聞くと、どのグループを思い浮かべるだろうか?「アイドルとメタルの融合」により、世界でも人気を誇るBABYMETAL。「楽器を持たないパンクバンド」というキャッチコピーでデビューしたBiSH。バックバンドを従え、毎年多くの夏フェスに出演しているももいろクローバーZ。ロックバンドを招いて主催フェスを行ったこともある私立恵比寿中学。

メジャーなグループで言うと、このあたりの名前が挙がって来そうなのだが、楽曲単位で注目して見ると、意外なバンドマンがアイドルグループに曲を提供している例がたくさんあって、実に面白い。今回は、バンドマンが楽曲提供したアイドルソングの名曲に注目してみよう。

【関連写真】大きなリボンの衣装で登場する"子供あーりん"、ほかコンサート写真【39点】

まずは、冒頭でも名前を挙げたももクロ。初期からバンドマンが楽曲を提供していたり、レコーディングに参加したりしていて、音楽ファンのみならず、バンドマン達からも熱い視線が送られてきたグループだ。例えば、2013年のシングル『GOUNN』には、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)がベースで、ピエール中野(凛として時雨)がドラムで参加している。10年前に、リズム隊としてこの2人を招き入れているあたりに、ももクロ制作チームのこだわりや音楽愛が感じられる。

ももクロは、楽曲提供アーティストもバラエティに富んでいて面白い。初期の頃は、筋肉少女帯の大槻ケンヂ、相対性理論のやくしまるえつこ、怒髪天の増子直純らが楽曲を提供しており、最近は、ドレスコーズの志磨遼平、CHAI、GLIM SPANKY、神聖かまってちゃんのの子らが楽曲を提供。それぞれ、提供アーティスト自身の色もしっかりと感じられる楽曲になっているので、是非チェックしてみて欲しい。

そんなももクロが今年発表した新曲『Re:volution』は、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手の今年の登場曲となっている。曲を作ったのは、4人組バンドBLUE ENCOUNT。

ボーカルの田邊駿一が作詞・作曲を手掛け、バンドメンバーでアレンジと演奏も行っている。まだリリースされておらず、現状、この曲が聴けるのは田中将大が登板する試合とももクロのラジオ番組のみ。聴けたらラッキーという貴重な楽曲だ。ブルエン節が効いたロックナンバーなので、もしかしたら今年の夏フェスでも披露されるかもしれない。まずは、配信やCDでのリリースを楽しみに待っていて欲しい。

実は、ブルエンは過去に、ももクロの妹分グループのTEAM SHACHIにも楽曲を提供している。改名前のチームしゃちほこ時代にリリースされた『START』という楽曲だ。ブルエンが初めて楽曲提供したというこの曲は、今でもTEAM SHACHIのライブ定番曲。コールと共に盛り上がる曲で、特に、咲良菜緒の落ちサビからラストへ向かう展開がエモい!とファンからも人気が高いナンバーである。

AUTHOR

南 喜一


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