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UPDATE|2023/05/26

元NMB48 矢倉楓子、「1カ月で36曲覚える」負けず嫌い少女の"がむしゃら"な日々

矢倉楓子 撮影/西邑泰和

2011年、NMB48第2期生オーディションに合格。研究生時代からNMB48の2ndシングル「オーマイガー!」で初選抜入りを果たし、正規メンバーに昇格後はチームMのセンターを務めた矢倉楓子。現在はタレント、俳優などマルチに活動する一方、元AKB48の安田叶と共に、新規アイドルユニット2組をプロデュースする「kawaii land プロジェクト」にプロデューサーとして携わっている。彼女に、NMB48時代のエピソードや、グループ卒業後のセカンドキャリアを中心に話を聞いた。

【写真】「kawaii land プロジェクト」プロデューサーを務める矢倉楓子【6点】

14歳の時に「NMB48第2期生オーディション」に合格してアイドル人生をスタートさせた矢倉だが、もともとアイドル志望ではなかった。

「3歳の頃から女優さんに憧れていて、ずっと芸能界に入りたい気持ちはあったんですけど、田舎に住んでいたのもあって入り方が分からず。うじうじ悩んでいたら、お母さんに背中を押されて、まずは経験してみようとオーディション雑誌を買って見つけたのが『NMB48第2期生オーディション』だったんです。その時点でNMB48のことは名前すら知りませんでした」

ダンス経験は皆無。歌とルックスは、それなりに自信があったが、NMB48メンバーの中にいると埋没してしまう。自然と消極的になり、レッスンでは後ろの目立たない場所が定位置で、先生やメンバーとの会話もままならなかった。そんな矢倉を見かねて、当時のマネージャーは、もっとコミュニケーションを取るようにと注意した。

「人見知りで、ダンスもついていけなくて、どうしていいか分からなかったんですけど、マネージャーさんの言葉で目が覚めたんです。レッスン場の前列は争奪戦で、それまで私は遠慮して入れなかったんですけど、積極的に入っていくようになって。分からないことがあったら先生に聞いて、メンバーにも話しかけるようになりました。自分の中で意識が変わったことで、どんどん良い方向に変化していきました」
AUTHOR

猪口 貴裕


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