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UPDATE|2023/05/26

元NMB48 矢倉楓子、「1カ月で36曲覚える」負けず嫌い少女の"がむしゃら"な日々

矢倉楓子 撮影/西邑泰和


2011年8月13日に開催された『「NMB48 2期生「PARTYが始まるよ」』初日公演で選抜メンバー16名の中に選ばれ、劇場公演デビューを果たした矢倉は、NMB48のプロデューサーから高い評価を受け、2011年10月19日発売したNMB48の2ndシングル「オーマイガー!」で早くも初選抜入りを果たす。

「それまで1期生と2期生には明確な上下関係があったんです。ただ選抜で同じになると過ごす時間も増えて、先輩との距離も縮まりました。中でも私は、みるきーさん(渡辺美優紀)が大好きで懐いていたので、よく甘えてました(笑)。けいっちさん(上西恵)とも話すことが多くて、二人でチューするぐらい仲が良くて、“けいふぅ”と呼ばれていました。お二人とは今も仲良くさせていただいています」

2012年1月には、初代チームMメンバーの16人に入り、正規メンバーに昇格。後にチームMのセンターに抜擢される。

「チームM結成当時は城恵理子というセンターがいたので、2期生の中には『私なんてセンターになれない』みたいな空気感がありました。でも私は人気を勝ち取ればチャンスあるんじゃないかと思っていたし、センターよりも人気メンバーになったらかっこよくない? と思って逆に燃えていました。

そのためにも、がむしゃらに握手会などでファンの方への感謝の気持ちを伝えるようにしていましたし、人気でのし上がっていくぞという気持ちが強くて、持ち前の負けず嫌いが良い方向に出ていたと思います」

2013年4月28日開催の「AKB48グループ臨時総会 〜白黒つけようじゃないか!〜」でAKB48チームAとの兼任を発表。同年5月22日発売のAKB48の31stシングル『さよならクロール』では、シングル表題曲で初選抜入りを果たし、さらに多忙を極める。

「兼任になってからは今じゃ信じられないぐらい忙しくて、所属する2チームで新公演が始まるから1カ月で36曲も覚えなきゃいけなくて、夜中までレッスンをしていました。

ファンの方に多く見てもらうことが恩返しにも繋がると思っていたのでうれしかった半面、まだまだダンスに苦手意識があったからプレッシャーもあって。チームAのほうはNMB48を代表して来ていると思っていたので、負けたくない気持ちもありましたし、いっぱいいっぱいで余裕がない状態でした」
AUTHOR

猪口 貴裕


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