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UPDATE|2023/05/24

『日向坂で会いましょう』潮紗理菜の話芸の巧みさが光った「ことわざ発表会」

アイドル番組定点観測 第220回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第220回となる今回の観測期間は5月16日(火)~5月22日(月)。

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日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)、5月21日(日)放送回は「おひさまも明日から使える 新しいことわざ発表会」。メンバーたちが実体験から得た教訓をもとに新たなことわざを考案し発表する企画が行なわれました。今回大活躍をみせたのが、潮紗理菜。つい数週間前の放送回企画「天然さんいらっしゃい!」でも彼女に関する面白エピソードが次々に湧いて出てきたことは当コラムでも取り上げましたが、今回もその勢いは留まることを知らず、もはやオンエアの半分近くは潮関連の話だったのでは?

潮が考案したことわざ1本目は「リハ前のにんにくきゅうり」。リハーサル前ににんにく入りのきゅうりの一本漬けを食べてしまい、自分の匂いが気になってダンス中に大きな呼吸ができず苦しい思いをして後悔した経験から、「目先の欲に負けて行動すると後々後悔する」という教訓を得たそう。

それにしてもこの潮の話、エピソードトークとしてほぼ完璧だと感じました。トークテーマに即していることはもちろん、起承転結がしっかりと構成されており、最後は誰もが納得できる教訓にちゃんと結び付けて着地。それだけでなく途中で「食べたい食べたい! いやリハーサル後……」と2つの人格の心の葛藤をコミカルに演じ分けてみたり、さらには呼吸の苦しさを表す顔芸までやってのけるてんこ盛りの内容!
AUTHOR

左藤 豊


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