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UPDATE|2023/03/08

『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』驚異の中学2年生・STU48岡村梨央が大きな爪跡

岡村梨央/アイドル番組定点観測 第209回


一方、今大会で大きなインパクトを残したメンバーといえば、STU48研究生・岡村梨央でしょう。予選で彼女が審査員に「異次元ですね」と大絶賛されていたことは当コラム#203(1月25日公開)でも紹介した通り。

決勝大会1曲目の『十戒(1984)』では、14歳とは思えぬ歌声に加え中森明菜ばりのポーズ・ダンスでキメていきなり聴衆の度肝を抜きました。さらにファイナルでは年齢と時間の都合で強制的に歌唱順が1番目となり、少し緊張感も伺えたものの『花鳥風月』を感情たっぷりに歌い上げて6位入賞を果たしました。コアなSTU48ファンなら「当然の結果」と思ったかもしれませんが、視聴者の多くはきっと「この14歳、何者なんだ!?」と驚いたはず。

岡村は広島県出身、2008年生まれの中学2年生。2021~22年に開催された「STU48×ASH限定オーディション『New Wave Project』」(ASH=アクターズスクール広島)で合格し、2022年5月より活動を開始したアイドル1年目。

筆者は昨年夏に彼女を取材したことがあるのですが、その時から「私は歌が特技なので、歌に注目してほしいです。ASHに6年通っていたので表現することは得意だし大好きです」(竹書房『Top Yell NEO 2022 SUMMER』)と自らアピールしており、さらに同期メンバーも彼女の歌声を絶賛。

芸能スクールで6年間鍛えらえた経歴を持ち、それでもまだ中2。取材では「いつかはセンターになりたいです!」と夢も語っていた伸びしろだらけの逸材・岡村梨央の成長物語、見逃せません! さしあたって、次回の『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』決勝大会は彼女が出演できるリミットである21時終演にしてもらえたらありがたいところです。

【あわせて読む】『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』でSTU48研究生大健闘、審査員も「異次元ですね」

AUTHOR

左藤 豊


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