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UPDATE|2023/02/22

ロケでは「心臓バクバク」だったけど…AKB48倉野尾成美、映画初主演で気づいた強み

撮影/たむらとも


AKB48では21年にチーム4のキャプテンに就任、その一方で長く所属したチーム8が今年4月に活動を休止となり、グループ内でも大きな変化を経験。よりチームワークを意識するようになった。

「この映画のロケで『立ち位置をすぐ全部覚えている』って褒められたんですが、AKB48でのお仕事で、自分のポジションや周りの子たちが何を思って、どうしているかを気にするようになった習慣のおかげなのかなと思います。私、思ったよりもしっかり者に見られているようですね。

チーム4のキャプテンを任される前はあまり自分から絡みに行く方ではなかったんですが、チームのメンバーのことをもっと知りたいと思うようになって。彼女たちの気持ちを知ることはもちろん、パフォーマンスもチェックして、皆劇場公演の度に上手くなってるなって、私も刺激を受けているしチームにもさらに愛着がわいています」

自分のことを緊張しがちと自覚しながらも、「緊張でハイになっているから、かえって頭の回転がよくなるみたいですね(笑)。MCで他の誰かが言葉に詰まって、1秒でも沈黙が流れたりするとすぐフォローできるんですよ。事前のシミュレーションや、場を読むことは昔から得意だったので。いざ本番になればどうにかなるさ、と開き直れるのは強みかも」と、臨機応変に対応する力が身についているようだ。

映画では、骨髄移植で命を救われた楓は、人生を諦めず一瞬一瞬を全力で生きることの大切さも知った。「今、一番やってみたいことは?」の問いに倉野尾は「お芝居を極めたいです」と答える。もともと映画やドラマも好きで、「いつかは本格的に携われればな」と俳優業も目標だった。昨年もAKB48 Team 8の舞台「KISS 8」などに出演してきたが、久し振りの外仕事となったこの経験で、切磋琢磨していきたい気持ちが強くなったそうだ。

「演技のお仕事も今まではグループ内でのものが多かったので、ソロで俳優の皆さんの中に混じって、揉まれていかないとなと思っています。映画はライブや演劇と違って、場面ごとに撮っていくのでテストと本番のモードの切り替えにも慣れていかないといけないですね。
それに『いちばん逢いたいひと』の現場でも、思い返すと(表には出さないけど)始終緊張しきりでしたから…引け目を感じなくなれるくらいの経験を積んでいきたいです」

チーム4では、チーム8以来の同輩の小栗優有以や下尾みうもドラマや映画での単独出演などで活躍中。グループで頼られる存在になり、自身の目指すことも明確になってきた。

「まだこんな役をやってみたい、と言える立場ではないと思うので…グループの外にも出ていかないと、と実感するようになりました。AKBでの活動も楽しいですが、それだけで満足せずに演技の機会を増やしていかないと。経験あるのみなので、お芝居の現場ではどんな役作りのアドバイスでも大歓迎です!」


▽倉野尾成美(くらのお・なるみ)
2000年11月8日生まれ、熊本県出身。2014年にAKB48チーム8に配属。2021年にチーム4を兼任し同チームキャプテンに就任。初主演映画『いちばん逢いたいひと』は2月24日から全国公開される。また3月2日に決勝戦開催予定の『AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』にもノミネート中。
Twitter:@Kuranoo_Narumi_
Instagram:noochan_1108

ヘアメイク:神宮 好(オサレカンパニー)スタイリスト:松本 沙也加(オサレカンパニー)

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AUTHOR

大宮 高史


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