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UPDATE|2022/12/29

乃木坂46、日向坂46、STU48、イコラブ…この冬『THE FIRST TAKE』で聴きたいアイドル神曲5

日向坂46 齊藤京子 8thシングル『月と星が踊るMidnight』



続いて、3曲目は、STU48の石田千穂が歌う『花は誰のもの?』。テレビの歌番組でもたびたび披露され、STUの代表曲となった1曲。作詞はもちろん秋元康で、作曲を元チェッカーズの鶴久政治が手掛け、世界平和を願うメッセージソングとして注目を集めた。前述の2曲とは異なり、落ちサビ部分も含め、比較的オリジナルに近いアレンジが、石田の伸びやかな歌声を際立たせている。是非、最後の大サビを歌い終えた後の「♪ラララ~」の部分で見せる石田の表情にも注目して欲しい。緊張から解き放たれた、こうした表情の変化や仕草をアップで見られるのも『THE FIRST TAKE』の魅力のひとつだろう。


ここまでは、ソロでのパフォーマンスを取り上げたが、グループメンバーが複数で、もしくは、全員で歌っているパターンも紹介したい。まずは、指原莉乃がプロデュースを手掛ける=LOVEの佐々木舞香、野口衣織、諸橋沙夏の3人による『あの子コンプレックス』。歌唱前のドキドキがこちらまで伝わるような映像なのだが、パフォーマンスが始まった瞬間にONへと切り変わる表情、そして、歌い終えた後に再び見られるフワフワとしたほころんだ表情。ライブ前後の一部始終も堪能できる、これぞ『THE FIRST TAKE』といった映像だ。また、3人ゆえ、コーラスやユニゾンも味わえるほか、曲の良さとエモさも感じられるので、この動画がきっかけで、イコラブの沼へとハマって行った人というもいるのではないだろうか。


そして、もう1曲。最後に、私立恵比寿中学×石崎ひゅーいの『ジャンプ』にも注目して欲しい。エビ中楽曲と言えば、ゲスの極み乙女の川谷絵音、マカロニえんぴつのはっとり、ポルカドットスティングレイの雫、岡崎体育、吉澤嘉代子ら、提供アーティストが豪華なことでも知られている。

それだけ、多くのアーティストから愛されているグループだということなのだが、石崎ひゅーいが提供したこの『ジャンプ』という楽曲は、ライブの後半に披露されることも多い、現エビ中にとって、とても重要な1曲だ。『THE FIRST TAKE』では、2021年時点でのメンバー6人と石崎ひゅーいのギターのみでパフォーマンスされた映像が公開されている。オリジナルとは異なり、いきなり、安本彩花のアカペラでスタートするこのバージョンは、個性的なメンバー揃いのエビ中のグループとしての歌唱力と石崎の楽曲の力強さを再認識出来る映像になっている。エビ中は、他にもメンバー6人のみの『なないろ』という曲のパフォーマンスもUPされているので是非チェックしていただきたい。

ドラマのイッキ見やマンガのイッキ読みにも最適で、見たい、読みたい、聴きたいコンテンツが溢れるお正月休みがやってくる。休み中に追いつかなきゃ、あれもこれも見なきゃ…と焦るあまり、コンテンツ疲れしてしまう…なんてこともあるかも知れない。そんな時には、『THE FIRST TAKE』に癒やしを求めてみてはどうだろうか。そこでは、何度も聴いた曲やよく知っているつもりの曲が、また違った輝きを見せてくれている。


【あわせて読む】乃木坂46、齋藤飛鳥卒業シングル『ここにはないもの』が示す新しいグループの萌芽
AUTHOR

南 喜一


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