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UPDATE|2022/07/14

歴女女優・竹内詩乃、芸能界に入って気づいたこと「私は“北島マヤ”ではなかった」

竹内詩乃 撮影/田中健児



──竹内さんといえば歴史に御朱印集め、空手などいろんな趣味や特技がありますよね。どうやって興味を持つことが多いんですか?

竹内 日本史は興味がなかったんですけど、高校のときの先生が大好きで勉強を頑張ろうと思ったら自然と好きになりました。戦後だといろんな資料がある上で勉強しますけど、私が好きな平安よりも前の時代は資料が少ないから、自分で考えながら勉強するのがすごく楽しくて。特に菅原道真を推しています! もともとアニメを観たら推しを作るタイプなんですけど、遣唐使廃止で国風文化が栄えたことや、京都から福岡に左遷された経緯を考えているうちに推しにしようと思ったんです(笑)。あとは勉強を頑張っているときに道真ゆかりの北野天満宮に行っていたというのも大きいですね。

──アニメもお好きなんですね。

竹内 『プリキュア』で好きなキャラが弾いていたので5歳からバイオリンを始めたり、『らんま1/2』で格闘技をやっていたのに憧れて空手を始めたり……とアニメの影響は大きいですね。迷ったらやっちゃうというか、考えるよりも先に動いちゃいます。

──ほかに好きな作品はありますか?

竹内 これまでで一番好きなのは『宝石の国』です。本当に絵がキレイだし、いいように言うと「儚い」けど、結構病む内容というか。最初は私が好きな主人公のフォス(フォスフォフィライト)の成長記録だと思っていたんですけど、どんどん落ちていくから目が離せなくて。フォスには途中で大きな変化があって、頭のよさがありつつも、もともとの抜けている部分もたまに出てきて、私が高校のときに頭がよくなるように頑張って勉強したことがあるから、ちょっと似ているかな?と思って推しなんです(笑)。あと最近は『応天の門』という在原業平と菅原道真が主人公の漫画がすごく好きですね。

──今後、お仕事やプライベートでさらに深めていきたいことは何ですか?

竹内 本当に歴史が好きだから、時代劇に出てみたいです。プライベートだと一人旅がすごく好きで、高校を卒業してからいっぱい行ったんですけど、免許を持ってなくてあんまり広い範囲には行けないから、気が向いたら免許を取って行ったことのない場所に行けたらいいなと思っています。

──今行きたいのはどこですか?

竹内 京都が一番好きなんですけどこの前行ったので(笑)、それ以外だと『平家物語』の影響で厳島神社に行きたいのと、去年行った太宰府天満宮がすごくよかったからまた行きたい! 宮崎の高千穂も日本神話のゆかりの地だから行ってみたいなって思ったり……いろいろありますね。

──やはりどこも歴史にちなんだ場所になるんですね。

竹内 そうですね。気が付いたらそうなっています(笑)。でも食べるのも好きだから香川のうどんや、伊勢神宮の赤福、その土地ならではの食べものも一緒に楽しみたいです!

(取材・文/東海林その子)

▽竹内詩乃(たけうち・しの)
2002年7月15日生まれ、千葉県出身。原宿でスカウトされ、2016年に活動をスタート。「第8回日本制服アワード」女子グランプリに輝き、ドラマ『おじさんが私の恋を応援しています(脳内)』に出演など女優として活躍しながら、TikTokでバズるなど新たなフィールドでも注目を集めている。

▼竹内詩乃 初写真集『内緒』(ワニブックス)
発売日:7月15日(金)
撮影:唐木貴央
定価:3,000 円+税
発売記念イベント:7月16日(土)の13時よりSHIBUYA TSUTAYAにて開催
CREDIT

取材・文/東海林その子 撮影/田中健児


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