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UPDATE|2022/06/30

祝20周年、ハロー!プロジェクト・キッズが“アイドルも憧れるアイドル”だった理由

ハロー!プロジェクト・キッズ デビュー10周年記念 Berryz工房×℃-ute クロストークBook『Rival ―12少女の10年物語―』(ワニブックス)



デビューから精力的にリリースや国内外でのライブを重ねる中で、Berryz工房は身長も持ち味も凸凹な超個性派集団に、℃-uteは歌もダンスもとことん極めた超人的パフォーマンスグループへと成長する。アイドル戦国時代と言われた2011年頃からはハロー!プロジェクト内での後輩も増え、だんだんとベテラン勢として扱われることも増えていく。

2013年には両グループとも初の日本武道館公演を開催したり、後輩たちとのライブハウスツアーを行うなど、ただキャリアを重ねるだけでなく新たな挑戦する姿も見せてくれた。またそれぞれのアルバムに収録された『Because happiness』と『幸せの途中』を同時に再生すると1つの曲(『超HAPPY SONG』)になるというユニークな仕掛けの楽曲をリリースしたり、日本武道館やパリでの合同コンサートの開催、また嗣永・夏焼・鈴木によるユニット「Buono!」での活動などから、時折ハロプロキッズの絆を感じることもできた。

そして2014年8月には、Berryz工房が2015年春をもって無期限の活動停止に入ると発表。デビュー11周年の記念すべき日、3月3日の日本武道館が現状のラストステージとなっている。翌年には℃-uteが2017年6月をもって解散すると発表。Berryz工房が最年少記録を打ち立てたさいたまスーパーアリーナで6月12日にその歴史に幕を下ろし、ハロー!プロジェクト・キッズとして加入したメンバーが全員、ハロー!プロジェクトから卒業となった。


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