──これまでのお話を伺っていると、休井さんの根本には芯の強さやポジティブさがあるように感じます。何か秘訣があるんでしょうか?
休井 本当に能天気で、もともとあんまり考えない性格なんですよね(笑)。ただ、ちょっと悩んだりすることがあっても「今までも何とかなってきたよ」と思うようにはしています。イヤな想像をしても絶対に口に出さないようにして、もし話すとしても「何とかなるから大丈夫」とポジティブ変換をしてから話すんです。
──落ち込み続けることもほとんどない?
休井 あまりないです。アイドルをやっていたときの実体験でもあるんですけど、泣いても落ち込んでも何も変わらないから(笑)。見ている方からしたら、裏で泣いていようが何をしてようが、関係ない。見える部分がすべて。だったら、笑っているに越したことはないなと考えるようになりました。
──なるほど。その笑顔がファンのみなさんに元気を与えているように、休井さんが元気をもらっているものを教えてください。
休井 やっぱりインスタでの反応とかですね。DMをすごくたくさんいただくんですけど、ありがたいことにアンチの人がほぼいないんですよ。本当に勇気づけてくれるものばっかり届くので、そういうのを見ていると活動してよかったな、頑張ってよかったなと思います。あとは寝る前に映画を観る時間が幸せですね。日記も毎日つけるようにしています。
──日記は昔からつけているんですか?
休井 中学生くらいのときからずっと書いています。自分が何を考えて、何を思ったかとか、頭の中だけじゃ分からないことが多いんだなと書き始めてから気付いて。今はiPadで書いているので電子化されていますけど、昔は3年日記とかに書いていたので多分まだ実家にあります。……お母さんに読まれていたらどうしよう(笑)。
──読み返すこともあるんですか?
休井 ありますあります! 去年はまだ3年日記を使っていたので、『バチェラー』の前と後とでは全く違う生活をしているなと改めて驚いたりもして(笑)。人に見せるためのものではないので、思っていることを箇条書きにしているから文章になっていないところもあるんですけど、そういうのが逆にリアルでいいなと思います。
──寝る前の映画はいつから始めたんですか?
休井 いつくらいだろう? 一人暮らしをするようになって観ることが増えましたね。あとサブスクを使うようになったからというのもあります。観るのはいつもその日の気分なんですけど、サイコホラーとかサスペンス系が好きで、そういうものを観ることが多いです。最近だと「警視庁殺人分析班」というシリーズ化されたドラマで、木村文乃さん主演の『石の繭』とか結構グロいんですけど面白かったですね。
──寝る前にですか(笑)。
休井 変な夢を見そうですよね(笑)。でも私、真っ暗なのが苦手なんです。だから寝るときには、映画をじゃなくてもテレビは絶対ついているんです。
(取材・文/東海林その子)
▽休井美郷(きゅうい・みさと)
1991年4月22日生まれ、大阪府出身。Amazon Prime Videoの人気番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4で注目を集め、パン教室の先生として働く”あざとい系女子”として話題を呼んだ。『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日)などのテレビ番組にも出演しタレントとしても活躍している。
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