6月11日配信の動画では『SPY×FAMILY』のキャラクターのコスプレに挑み、賀喜がヨルに、田村がアーニャに扮して「奇跡の1枚」を撮るべく2人で構図を凝らした写真を撮っていく。ただキャラクターに扮するだけがコスプレ活動ではない。聖地を巡礼、写真撮影とこの趣味でできることを着々と網羅しつつあるようだ。賀喜と田村の身長差(公称164㎝と160㎝)や田村のアニメ的な甲高い声のおかげで、様々な作品のシチュエーションが再現できるのがこのコンビの面白さでもある。これまでにも乃木坂46にマンガ・アニメ好きのメンバーはいたが、賀喜のアクティブぶりは特筆に値するだろう。
イラストも特技の賀喜は、度々その画力を発揮する機会もある。主なエピソードだけでも、
・21年2月17日にブログで公開した「呪術廻戦」キャラクターのイラストが話題に
・『プレバト!』初出演でバナナマンの2人を描いた消しゴムハンコで同番組内特待生に認定(21年4月8日放送)
・グループ10周年の22年2月21~23日の「乃木坂46時間TV」内にて放送時間内にメンバー全員集合のイラストを描きあげる
などがある。
賀喜だけでなく、5期生に井上和・池田瑛紗と画力にたけたメンバーも加入し、乃木坂全体の画力も上昇しつつあるようだ。井上と池田はともに美術系の予備校に通っていたことを明かしており、写実的なデッサンからマンガ的なデフォルメイラストまで描き分けることができる。既に5期生のお見立て会や『乃木坂工事中』『新・乃木坂スター誕生!』などにおいて披露されるイラストでファンや共演者も驚かせている2人だ。
さらに2人は共にアニメ・マンガ好きとして意気投合、『新世紀エヴァンゲリオン』『シドニアの騎士』『仮面ライダーシリーズ』など、お互いの好きな作品で話題は尽きなかったようだ(5月22日井上投稿のブログより)。近い将来、賀喜・田村コンビのように共通のオタク活動でファンの記憶に残るようになるかもしれない。
乃木坂46は卒業生にも伊藤万理華・深川麻衣ら絵を特技としたメンバーがおり、伊藤は絵のみならずファッションやグラフィックにも才能を発揮して個展を開くほど。賀喜・井上・池田の活躍が続けば、アートやサブカルチャーとグループの距離はさらにぐっと近くなりそうだ。
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