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UPDATE|2022/04/13

大食い女王アンジェラ佐藤の原点「たくさん食べる女は恥ずかしい」という元カレへの腹いせ

アンジェラ佐藤



──もともとの性格が負けず嫌いということはありました?

アンジェラ そうかもしれない。小学校のときは男子が給食おかわりバトルに熱中していまして、女子でそこに参加していたのは私だけ。私、そこでやんちゃな男子に負けたんですよ。その人、今でも同窓会とかで「俺、あのアンジェラ佐藤に大食いで勝ったことがあるんだぞ!」と自慢の種にしているらしいですけど(笑)。

──いい話じゃないですか。スキーはいつまで本格的にやっていたんですか?

アンジェラ ウィキペディアでは24歳のときに交通事故で引退ということになっているんですけど、実際は高1くらいからゆるやかにフェイドアウトしていました。イップスというんですかね? ある時点から急に成長が止まったんです。練習しても全然レベルが上がらなくなっちゃって。そこからは高校、大学、社会人とごく普通に過ごしてきました。

──そして28歳のとき、大食いに開眼されたのだとか。

アンジェラ 東京で友達の結婚式があったんですよ。せっかく東京に行くんだったら、ぜひとも試したいと楽しみにしていたことがありまして。それが大食いのチャレンジメニュー。「3Kgのカレーを10分以内に食べたら無料」みたいなやつですよね。というのも、当時はまだ北海道にチャレンジメニューをやっている店があまりなかったんです。それも私の大食いが遅咲きだった理由だと思うんですけどね。

──なるほど。初めてのチャレンジメニューはいかがでした?

アンジェラ 「2.5kgの海鮮丼を15分以内に食べたら無料」というルールだったんですけど、それを8分でクリアしたのかな。そうしたら、お店の人が飛んできて言うわけですよ。「あなたも大食い番組で戦えるレベルだから」って。で、いきなり大食い選手権のエントリー用紙を手渡された(笑)。でも、そのときは「いやいや、勘弁してください」って感じだったし、友達にも「見てよ! 大食い番組の応募用紙までもらっちゃった」とか言って笑い飛ばしていたんです。

AUTHOR

小野田 衛


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