──現時点で俳優、タレントとしても多方面で活躍しているじゃないですか。
吉田 ありがたいことに今はバラエティーやラジオのレギュラーもさせていただいて、いろんなことに挑戦させてもらっています。でも自分自身で、今の状況が理解できていないところもあるんです。『青とハチミツ』の撮影で長崎に行ったときも、ふと「なんで私はこんなことをしているんだろう」って。オーディションを受けるまでは、地元で就職すると思っていたので。そのときのことを思い返したら、不思議な気持ちでいっぱいになりました。しかも今は演技もやっているし、テレビを点けたら自分が映っていることもありますからね。
──テレビの仕事はいかがですか?
吉田 毎回、共演者の方から刺激を受けるのはもちろんなのですが、ロケ中にディレクターさんとお話をしたりして、テレビの裏側を知れるのが楽しいです。ドラマでもスタッフさんの動きに目が行きがちで、いろいろな角度から撮影をしているのが興味深くて、キョロキョロしています(笑)。
──共演者だけではなく、裏方にも目が行くってことは、それだけ仕事に対しての好奇心が旺盛なんじゃないですか。
吉田 そうやって、いろいろなことに興味を持てることも、学生時代の自分から考えると意外です。
──今後、挑戦したいことは何でしょうか?
吉田 これからもグラビア、演技、バラエティーなど、いろいろなことに挑戦していきたいですが、いつか海外に行きたいんです。というのも、このお仕事を始める前は留学を考えていたんですよ。
──そうだったんですか! 英語は得意なんですか?
吉田 得意ってほどではないんですけど、ちっちゃいときから英会話教室に通っていました。あと米軍基地が近いというのもあって、おばあちゃんの家の近くには外国の方がたくさん住んでいて身近な存在でした。週末になると、ホームパーティーに呼んだり、呼んでもらったりと、海外の方と交流する機会も多かったんです。外国の子どもたちと一緒に海外のアニメを観たり、ご飯を食べたりが普通だったんですよね。
──もともと人見知りと仰っていましたが、海外の方とは平気だったんですか?
吉田 海外の方って、はっきり言ってくれるじゃないですか。そのほうが私は嬉しいですし、楽なので海外は自分に合っているのかなって。1st写真集の撮影でグアムに行かせていただいたときも、現地の人と英語でしゃべるのが楽しかったですしね。なので、お仕事か留学かは分かりませんが、いつか海外で生活をしてみたいです。
(取材・文/猪口貴裕)
▽吉田莉桜(よしだ・りお)
2002年2月20日生まれ、長崎県出身。
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