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UPDATE|2021/12/09

柳ゆり菜、すべてをそそいだ“ラスト写真集”「これしかないと選んだ表紙の入浴カット」

柳ゆり菜 撮影/松山勇樹



──『女っぷり』の話に戻しますが、これがラスト写真集というのは、作る前から考えていたんですか?

柳 そもそもオファーをいただくまで、また写真集を作るつもりもなかったんです。なので、どうせやるなら最後のつもりで、一生残せる作品を作って、1つの区切りにできたらいいなと。「もう絶対にやりません!」ということではないんですけど、そういう気持ちでやることで、最後と謳ってもいいのかなと思いました。

──写真集の構成にも携わったんですか?

柳 はい。何時間もかけて、みんなで写真を並べ替えて、その後も何回もチェックして……と試行錯誤を繰り返しました。この写真集にはファッション的な要素の強い写真、グラビア的な要素の強い写真のそれぞれがあるんですけど、男性にはファッション的な要素の強い写真って近寄りがたいイメージがあると思うんです。なので最初はファッション性の強い流れから、徐々に距離が縮まっていくような構成を目指しました。

──表紙はお風呂の写真ですが、どういう経緯で決まったんですか?

柳 表紙の写真はスタッフ全員でかなり迷いました。いろいろな人の意見を聞いたんですけど、このお風呂のカットは男性も女性も好きだと言ってくださる方が多かったんです。インパクトもあるし、目力も強いし、セクシーだけどエロい訳じゃない。不思議なバランスの写真だったので、これしかないだろうと。特に飾ってない感じの写真を表紙にした方が今回はしっくりくるなと思いました。

──最後にタイトルの『女っぷり』にかけて、ご自身ではどういうところが“女っぷりがいいな”と思いますか?

柳 うーん、実は私は男っぷりの方がいいんですけど(笑)。ただ、映画の撮影現場で「色気が映画的だ」と言ってもらえることが多いんですよ。ボディラインがキレイだからとかじゃなくて、昭和の女優さんが持っているような、内側から出る色気というのを感じる役がピッタリくると言ってもらえるんです。「色気と素のハンサムっぽさのギャップも面白いから武器になるよ」って言ってくれる方もいて、それはうれしかったですね。そんなところも、今回の写真集で感じてもらえたらなと思います。

(取材・文/猪口貴裕)

▽柳ゆり菜(やなぎ・ゆりな)
1994年4月19日生まれ、大阪府出身。
Twitter :@Yngyrn0419
Instagram:yurinayanagi__
CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/松山勇樹


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