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UPDATE|2021/10/07

カンニング竹山が語る50歳超えても単独ライブをやり続ける理由「裸のスキャンダルが転機」

カンニング竹山 撮影・西邑泰和



――ドラッグなど際どいテーマもありましたが、「1年を通して、自腹で1日1万円を誰かにあげる」という企画も画期的でした。

竹山 事務所がお金を出してくれないから、初期の『放送禁止』は毎回200万円くらい赤字が出ていたんです。それが少しずつ黒字になった時、「お金と幸せってなんだろう」と考えるようになって、「1日1万円」企画になりました。

喜ぶ人も、怒る人も、いろんな方がいました。浜田雅功さんは「一旦もらっとくわ。で、俺がお前に1万円やるから、若い奴に飯を食わせろ。それで問題ないやろ」って。カッコよかったですね。仕事が休みの日は街に出て、素人さんにイチから説明して、マネージャーの名刺を添えてお金を渡しました。

最後に1万円を渡したのが酒井法子さん。この企画の発端は、お金を出してくれないサンミュージックだろうと。さらに言えば、その元凶は「のりピー騒動」にあるんじゃないかって(笑)。

――50歳を超えて、カロリーの高いライブを続けることは大変だと思います。

竹山 『放送禁止』が俺の軸なんです。テレビの俺しか知らない人が「こいつの何が面白いの?」「こいつで笑ったことがない」とかSNSに書き込んでも、『放送禁止』があるから「何も知らないんだな」と笑い飛ばすことができる。俺には『放送禁止』という芸があるから、役者だってコメンテーターだってやる。『放送禁止』があれば何も怖くないんです。(後編に続く)

▽カンニング竹山単独ライブ 「放送禁止2021in中野サンプラザ」
【日 時】2021年10月13日(水)
【開 演】18:00(開場は開演の1時間前)
【場 所】中野サンプラザ
【料 金】¥6000- 全席指定

【後編はこちら】カンニング竹山が語る福岡吉本1期生時代「天狗になっていたあの頃、同期華大の一言に涙」


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