2015年に『ラブライブ!サンシャイン!!』のオーディションに合格し声優としてデビューした斉藤朱夏。その後、Aqoursのメンバーとして紅白にも出場。2018年に発売した写真集はオリコン週間ランキングで1位を獲得し、2019年にはソロ歌手としてメジャーデビューも果たした。オーディション時は高校を卒業したばかり。それから走り続けてきた彼女も8月16日に25歳の誕生日を迎える。「もっと大人になっていると思っていた」そう笑って話す彼女に、これまでの活動を振り返ってもらった。(前中後編の中編)
【写真】グラビアでも大活躍、斉藤朱夏の撮り下ろしカット【9点】【前編はこちらから】斉藤朱夏「ミニモニ。に憧れて…歌って踊るのが好きな少女が声優になってから」――斉藤さんのもう一つの顔であるソロアーティスト活動。そもそもの夢がアーティストだったとか。斉藤 はい。小さい頃はミニモニ。さんに憧れ、いつか辻ちゃん、加護ちゃんのようなアイドルになりたかったんです。小学4年生からダンスを習い始め、そこでステージに立つ楽しさを知ってからは、アーティストを目指すようになりました。幼いころから夢が一切変らないままここまで来ました。
――Aqours、そしてソロでの活動でその長年の夢が叶ったときはどういう気持ちでした?斉藤 自分はこの場所にいる人間だと思いました。たまに「今の仕事をしていなければ、何をしていましたか?」と聞かれるのですが、ステージに立つ以外浮かばない。ステージに立つことが私の生きる希望なんです……とは言っても、毎回ライブのたびに緊張で意識が飛びそうになっては、「立ちたくない、ムリだ~!!」と追い詰められています(苦笑)。
――そのかける熱い想いが、見事にライブで爆発されるのが素晴らしいなと、拝見するたびに思います。斉藤 ありがとうございます。特にステージに立つ時はその時に抱いた気持ちを全てみんなに投げているので、CDで聞いていた以上に曲が化けるんですよね。ただ、会場にいる全員が抱えている不安を全て消してあげたい!という気持ちで歌っているためか、ちょっとライブでは暴れすぎちゃうんですよね(笑)。
――その暴れっぷりが魅力的です。斉藤 あはは! ライブはナマモノなので、息も切れるし全力を出し過ぎて「キャパオーバーした!」と真っ白になる瞬間もあります。ステージに立っている瞬間の自分が一番人間臭くて、好きなんですよね。