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UPDATE|2021/08/16

斉藤朱夏「ミニモニ。に憧れて…歌って踊るのが好きな少女が声優になってから」

撮影/荻原大志

2015年に『ラブライブ!サンシャイン!!』のオーディションに合格し声優としてデビューした斉藤朱夏。その後、Aqoursのメンバーとして紅白にも出場。2018年に発売した写真集はオリコン週間ランキングで1位を獲得し、2019年にはソロ歌手としてメジャーデビューも果たした。オーディション時は高校を卒業したばかり。それから走り続けてきた彼女も8月16日に25歳の誕生日を迎える。「もっと大人になっていると思っていた」そう笑って話す彼女に、これまでの活動を振り返ってもらった。(前中後編の前編)

【写真】グラビアでも大活躍、斉藤朱夏の撮り下ろしカット【9点】

――誕生日おめでとうございます! いよいよ20代半ばを迎えますが……。

斉藤 いやあ、やめてくださいよ~!!!(笑) 18歳で『ラブライブ!サンシャイン!!』のオーディションを受けてから、もう7年……あっという間すぎる。この前「そろそろ25歳だけど、自分が15歳だった時の25歳はどうだった?」と聞かれたんですよ。私が15歳ぐらいのころは25歳というと大人!と思っていましたが、実際自分が迎えるとなると……そんなことはないなあ~!! って(笑)。顔も性格もそのままで、歳だけを重ねてきてしまいました。活動開始と共に『ラブライブ!サンシャイン!!』という作品、渡辺曜ちゃんに出会ってから、私の世界はどんどん広がり続けていて。今年は声優として『ワンダーエッグ・プライオリティ』というステキな作品に携わることができて、歌手としても作品をリリースできたりと環境が変化し続けています。変らない部分と変わっていく部分が混ざり合うことで、少しずつ前進できているなあと、嬉しく思っています。

――今回、改めて斉藤朱夏さんの活躍を三本の柱から紐解きたいなと思います。まずはキャリアスタートとなった“声優”。「声優・斉藤朱夏」とは一体どんな存在なのか?を説明していただければ。

斉藤 そもそもダンス・歌がずっと大好きで、アーティストを目指していたので、“声優”という世界について、キャラクターに命を吹き込む役者さん以外の知識がないところからのスタートでした。そんな始まりなので最初は何もできず、収録でミスを連発しては録り直しを繰り返す日々で、正直「はい!私終わった~!」とショックを受け続けていました(苦笑)。今では色々な経験を重ね、可愛い女の子たちに命を吹き込むことが楽しくなってきました。中でも『ラブライブ!サンシャイン!!』の曜ちゃんという子は、どこか私に似ていて。

――斉藤さんのキャラクターを知っていくにつれ、「アテ書きだったのかな?」と思っていました。

斉藤 アハハ! なぜか周りの方からも「似ているよね」と言われることが多いんですよ。長い付き合いなので、互いに影響し合っているのかな(笑)? その曜ちゃんと出会って、命を吹き込む楽しみを知り、今年は『ワンダーエッグ~』で川井リカという、曜ちゃんとは全く真逆のキャラクターに命を吹き込むことになって。こうした様々な容姿、声、性格の子に命を吹き込めるのは声優ならでは。毎現場、全力で楽しみながら演じております。
AUTHOR

田口 俊輔


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