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UPDATE|2021/05/27

デスマッチのカリスマ・葛西純が語る、血まみれ激痛でもリングに上がる理由「生きてる実感を得られる」

葛西純 撮影/西邑泰和



――映画の中でも、カミソリボード製作中は神経質にカミソリを並べてましたよね。

葛西 几帳面なんですよ(笑)。あの上に落とされたとき、キレイに傷がつくといいなと思いながら作ってました。ただ、貝印のカミソリを普通の板に張り付けていても、遠くで観ているお客さんは「アレ、何?」になるじゃないですか。だからでっかい貝印のカミソリの形のボードを作った方が分かりやすいなと。

――ボードもピンク色にして…。ビジュアル的なものも必要なんですね。

葛西 これは当たったら痛い凶器だって、ひと目で分からないとと思って。

――今、開発中のアイテムってあります?

葛西 逆にアイデアあります(笑)? もう出尽くしちゃって、ほぼほぼないんですよ。竹田(誠志)って後輩がアホでね~。100円均一で売られている包丁を使った刃物系ボードで試合をして。あんなもん使ったら、そりゃ大けがしますよ!

――ほかの選手の凶器で、やられた!と思った発明アイテムってありますか?

葛西 吹本(賢児)のホットプレートですね! 電源を入れて、生卵を割って。目玉焼きが出来上がっていく中でプロレスをして、最終的にホットプレートの上に相手を落とした瞬間にお客さんから悲鳴があがったのを見て「うまいことやるな」と(笑)。

――映画でもおっしゃってましたが、危険なことばかりのデスマッチを通しての「生きてる実感」って何なんでしょう?

葛西 デスマッチをやると決まると、試合の何週間も前から緊張するんですよ


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