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UPDATE|2021/05/27

デスマッチのカリスマ・葛西純が語る、血まみれ激痛でもリングに上がる理由「生きてる実感を得られる」

葛西純 撮影/西邑泰和



――日常生活の方が痛みには弱い?

葛西 歯医者さんとか嫌いですね(笑)。

――それで、よくデスマッチをやれますね(笑)?

葛西 だって、歯医者行って治療中に葛西コールとか起きないじゃないですか(笑)。痛いの嫌いなんで、お客さんありきですよ!

――引退を決意したこともあったけどやめなかったというのは、どうしてです?

葛西 自分がいちばん好きなことがデスマッチなんで。辞めたら廃人になるでしょうね。今でもダメ人間なのに、もっとダメになるって。こんな楽しいことをやめちゃったら、人間としてダメになる。

――これから、選手としての野望はありますか?

葛西 葛西純に刺激を与えるような人間が現れて、「こいつにだけは負けたくない」と思いながら、お互い刺激を与えながら戦っていって、結局、葛西純がいちばんだったとお客さんが思っててくれたらいいなと思います。そして、自分が引退した後に、デスマッチというジャンルが滅びてしまえばいいと思ってます(笑)。

――自分の代で終わらせたいと!?

葛西 だって、自分が引退した後にデスマッチが盛り上がったら悔しくないですか(笑)?

――それはもう、ずっと続けるしかないですね!

葛西 そうですね(笑)。そのために鍛錬は怠っちゃいけないですね。

――最後に、まだデスマッチを見たことがないという方に向けて、デスマッチを観に来てもらうようにアピールをお願いします!

葛西 敷居高いなー(笑)。でも、観に来てくれた方は、勝ち組になれると思います。デスマッチは実際に観ると、きっと得るものが多いと思うんですよね。デスマッチはただの残酷ショーではなく、人間の生きざまとかが出るカテゴリーなので。

今、(講談師の)神田伯山さんがデスマッチにハマっていたり、倉持明日香さんが映画を大絶賛してくれたりと、著名人も興味を持ってくれています。だからみなさんも、乗り遅れるなよ!と(笑)。ぜひ一度、デスマッチを観に来ていただきたいですね。

▽ドキュメンタリー映画『狂猿』
5月28日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにてロードショー!以降順次公開

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