――余談ですけど、12年前って何をしていました?
北野 9歳だから……学級委員とか班長をやってました。前に立つことをやりたくて、調子に乗ってました(笑)。
北川 私は小学校低学年で大阪に引っ越す前、福岡に住んでいたんですけど、その頃ですね。小学校に上がる前はどこにでもよく寝転ぶ子で。「帰るよ」ってお母さんが言っても、「やだー!」って駄々をこねて、外でも構わず寝転んで抵抗していました。で、お母さんに引きずられながら家に帰るっていう(笑)。
――12年経つと人は変わるものですね(笑)。変わるといえば、SKE48もメンバーが移り変わってきました。この3日間でそういった変化を感じたことはありましたか?
北野 ありました。「0start」公演ってほんの2年前までやっていた公演なのに、「あぁ、(松村)香織さんはもういないんだ」とか「(内山)命さんはあの日のMCでこんなことを話していたな」とか、みんなで思い出していました。
北川 私、(出演した)「シアターの女神」公演を観たことがなかったので、振り起こしのために観ていたんですね。そうしたら、MCがすごく面白いんです! 今は卒業されている先輩ばかりでしたけど、勉強になるなぁと思いながら観ていました。
――最終日、珠理奈さんの卒業シングル発売が発表されました。どう思いましたか?
北野 いよいよその時が近づいているんだなと感じました。寂しさはあるけど、珠理奈さんは自分の卒業を前向きにとらえているし、後輩のことを思ってくれてもいるので。そんな珠理奈さんの背中をその瞬間まで見ていたいと思いました。
北川 ちゅり(高柳明音)さんもそうですけど、卒業が延びていることが私は嬉しいです。まだいてほしいと思うので……。でも、卒業の目途が立つと、「あ、もうすぐなんだな」と思ってしまいます。残された時間を大切にしたいです。
――13年目に突入しましたが、今後のグループ像は見えていますか?
北野 珠理奈さん、ちゅりさんがいないSKE48って誰も想像ができていないと思います。今までずっと先頭に立って、引っ張ってくれた方なので。
北川 私も、今後どうなるんだろうって考えています。不安な気持ちも大きいけど、新しいメンバーが多くなるとも言えるので、新しいイメージを発信していきたいです。新しいグループ像を作っていかないと、続いていかないかもなって。
北野 今までもいろんなメンバーが卒業してきて、そのたびに「どうなるんだろう?」っていう悩みを抱えてきたけど、なんだかんだ活動は続けられているし、強い気持ちで「ウチらがやってやるぞ!」と思ったほうが、自分らしさが発揮できるグループでいられると思うんですよね。そうじゃないとファンの方も迷ってしまうと思うので。だから、強い気持ちを持つことを忘れずに活動したいと思います。
▽北野瑠華(きたの・るか)
1999年5月25日生まれ、岐阜県出身。チームKII副リーダー。6期生。ニックネームは「るかてぃん」
▽北川愛乃(きたがわ・よしの)
2001年1月24日生まれ、大阪府出身。チームS所属。8期生。ニックネームは「よこにゃん」