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UPDATE|2020/04/04

処女エッセイが話題のAV女優・戸田真琴が考える優しさと生きづらさ

戸田真琴(撮影:松山勇樹)


──戸田さんの考える優しい人間とは?

戸田 優しい人間になりたいとか、他人から「いい人」と評価されたら得をするという話ではなくて、その人にとって「本当の幸福って何だろう?」と考えてしまいます。落ち込んでいる人に対して、慰めるよりも突き放すことが優しさかもしれない局面はたくさんあります。

──と言いますと?

戸田 あきらかに精神的に弱りすぎている方が私のイベントに来たとして、「大丈夫だよ。そのままでいいんだよ」と声をかければ、その時は喜んで、また来てくれるかもしれない。でも、その人にとって、それって救いなんですか? 一時的なごまかしではないのかな? と私は思ってしまう。そういう時に「自分を大事にして、ちゃんと精神科を受診したほうがいいよ」と言ってしまいそうになるタイプなんです。

──なるほど。

戸田 私であったり、誰か応援しているアイドルさんであったり、あくまで他人である人に度を超えた母性を求めるようになってしまたら、それは優しくない状況だと思うんです。その人と結婚して責任を取れるという訳ではないので、うわべだけの安心や繫ぎ止めるための言葉をかけることは優しさじゃないんですよね。無責任なことはしたくないんです。つくづく人気商売には向いてない性格だなと思います。本当の意味でよい人間であろうとすることが、自分の本質なのかなと思います。そう言うと、すごく聞こえがいいというか、良い人ぶっているような発言なんですけど、ずっとそう思って生きている気がします。
戸田真琴
AUTHOR

猪口 貴裕


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