今回、TBSと文化放送の改編は少な目だったのだが、文化放送では、平日のワイド番組の放送時間を拡大。その結果、8時~11時に放送していた『おとなりさん』が終了となった。
『おとなりさん』と言えば、アルコ&ピースの平子祐希、シンガーソングライターの高橋優、元放送作家の鈴木おさむ、ふかわりょう、アンガールズの山根良顕といった日替わりパーソナリティが登場し、人気を博した番組。同タイミングでスタートしたTBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』の向井と平子が生放送中にコラボしたのも記憶に新しいのだが、わずか2年間での終了となった。
しかし、『おとなりさん』は完全終了ではなく、『おとなりさんday』として、日曜日14時~16時の2時間の生放送番組として、この春新たに生まれ変わった。パーソナリティは、金曜日を担当していたアンガールズの山根。アシスタントを務めていた文化放送アナウンサーの坂口愛美は続投。さらに、高橋優が手掛けたオープニング曲『ピーナッツ』も継続している。山根以外のこれまでのパーソナリティも『おとなりさん』ファミリーといった形で、今後も番組に関わって来そうなので楽しみだ。
ちなみに、『おとなりさんday』2回目の放送では、ゲストコーナーに、TBSラジオ『金曜ボイスログ』でパーソナリティを務めるシンガーソングライターの臼井ミトンが登場。『金曜ボイスログ』は、金曜日8時30分から14時までの生放送なので、もともとは山根が担当していた『おとなりさん』の裏番組。『おとなりさんday』になったからこそ、2人の共演が実現した。局の垣根を超えたこうしたコラボレーションは、ラジオファンの大好物なのではないだろうか。こうした企画は、TOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』でもたびたび実施している。「ラジオフレンズWEEK」と題して、AM・FM問わず、他局の人気番組のパーソナリティもゲストに迎えて放送しているので、ラジオファンは是非、今後の展開にも注目しておいて欲しい。