──今回、なぜ二人が山守役に選ばれたんでしょう。
田島 それが謎なんですよ。真木子さんはまだ分かるんです。SKE48の劇場支配人でキャプテン、言わばドンなので組長役も似合うと思うんです。でも、私は謎だなと。山守義雄役はすごくいい役で、選ばれたことはすごく嬉しいんですが、理由を聞きたいです。
斉藤 たしかになんで選ばれたかは気になるよね。私と芽瑠ちゃんのキャラクターもだいぶ違うし。
田島 今回のダブルキャストで私と真木子さんが一番変わる気がします。例えばゆいはんさん(横山由依)と(岡田)奈々ちゃんって、どこか似ている部分があるけど、私と真木子さんって共通点がなくて。
──二人で役柄のことを話したりは?
斉藤 芽瑠ちゃんがいろいろ教えてくれます。
田島 稽古が始まった頃は、真木子さんはお仕事で参加できないこともあって。私は最初から参加していたので、その時に決められた立ち位置とかを真木子さんにはいろいろ伝えました。
斉藤 すごく有り難いです。
──出身地からいうと、斉藤さんは関西弁、田島さんは博多弁ですが、広島弁を話すのは大変じゃないですか?
田島 えっ!? 真木子さん、大阪なんですか?
斉藤 そうだよ。いま知ったの?(笑)
田島 だって関西弁話さないじゃないですか。
斉藤 それは話さないかもしれない。
田島 私は名古屋のイメージしかないです。
斉藤 たしかに。
田島 そうだったんやー。
斉藤 なぜ、急に、関西弁に(笑)。
田島 あははは。でも広島弁は博多弁に近い部分があるかもしれない。みんな難しいって言うけど、私はそこまで苦戦はしなかったです。イントネーションは九州寄りかなって思うので、近いのかなー。
斉藤 巻き舌とか話し方の勢いは似ているんですけど、語尾の上げ下げ、昔特有の話口調は何度もボイスを聞いています。あとこれはイントネーションとはまた違いますが、口調で、ちょっと裏があるようなしゃべり口調がかなり難しいんですよ。
田島 声のトーンはそのままだけど怒っていたり。
斉藤 ちょっと悪巧みの部分を出さなくてはいけなくて。