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UPDATE|2024/03/10

“悪女”怪演が話題の吉本実憂、役作りで驚き「こんなに救いようのない女の子がいるんだ」

吉本実憂 撮影:山田健史

1月より放送中のドラマ『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』(日本テレビ)に、志田彩良演じるヒロイン・硝子の復讐相手の一人・海崎藍里役で出演し、その悪女ぶりが話題となっている女優・吉本実憂。いじめによって硝子を絶望に突き落とす藍里を見事に怪演する彼女だが、その内面を理解することは難しかったそう。藍里とは対照的な、はつらつとした笑顔で取材に応じる吉本に、本作への思いや役作りでのルーティン、近況などを語ってもらった。

【写真】“悪女”怪演が話題の吉本実憂、ドラマ『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』場面写真【14点】

──今日はご出身である北九州のイベントに参加されるということですが、昨年末には北九州国際映画祭にも出席されていましたよね。やはり地元に関するお仕事は嬉しいものですか。

吉本 北九州が大好きなので、すごく嬉しいです。地元のお仕事をさせていただくと、自分が嬉しいのはもちろん、家族も誇りに思って喜んでくれるので、親孝行にもなっているかなと思っています。

──女優としての吉本さんのご活躍について、ご家族の方はどんな反応をされていますか。

吉本 母は好奇心旺盛なのか、ドラマのことをすごく聞いてくるんです。今出演している『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』についても、「包帯は辛かった?」「階段から本当に落ちてないよね?」というように、現実的なことばかり聞いてくるので、答えていいのかなと少し迷ってしまいます(笑)。

──『消せない「私」ー復讐の連鎖ー』で演じた海崎藍里についてはどのような印象をお持ちですか。

吉本 台本を読んでいて「こんなに救いようのない女の子がいるんだ」と思いました(苦笑)。今までも悪女役をやらせていただいたことはあるんですが、今回は個人的に、悪女にあざとさが入ってくるところが新しいなと思いました。

──こうしてお話していても、明るい雰囲気の吉本さんと藍里は印象が大きく違います。演技をする上で、本来の自分と役との切り替えが難しくなるようなことはありませんでしたか。

吉本 以前は、悪女を演じる時には、他の皆さんと空気感が一緒にならないように、カメラが回っていない時にもあえて孤立していたんです。でも今回は、監督やプロデューサーの方との話し合いの中で「現場は楽しく過ごして大丈夫」「むしろコミュニケーションを取ってもらった方が良い」と言っていただいたので、復讐のドラマを撮っているとは思えないほどすごく明るい現場になりました(笑)。ドロドロ感もまったく無く、楽しく過ごさせていただきました。

──学生服時代の描写では、制服を着ての撮影もありました。青春を感じることはできましたか。

吉本 藍里の場合は意地悪な青春でしたけどね(笑)。それに、私の青春時代はあんなにオシャレではなかったです。私が学生だった頃は、髪が長いと三つ編みにしなくてはいけない校則があったので、おさげにしていたんです。前髪も目にかかる長さだったら、七三に分けてピンで留めなくてはいけなかったし。今回の役みたいに、メイクもばっちりして、スカートも短くて、というのは全然なかったので、華やかな青春を初めて味わったような感覚でした。

──当時から、人前に出ることは好きだったのでしょうか。

吉本 いわゆる陽キャではあったと思いますが、人前に出ることが好きなわけではありませんでした。ただ、体育の授業や体育祭で活躍することは大好きでしたね。

AUTHOR

山田 健史


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