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UPDATE|2024/02/15

佐々木蔵之介が医療界の神に? “医療版デスノート”と話題を呼ぶ冬ドラマ『グレイトギフト』

衝撃のサバイバル医療ミステリーで「凸凸変人コンビ」を演じる反町隆史と波瑠(『グレイトギフト』公式Xより)

1月18日から放送が始まった冬ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)が、実質「医療版デスノート」だと話題を呼んでいる。これまでのお堅い設定の医療ドラマでは見られなかった大胆な切り口によって、視聴者たちの視線を釘付けにしているようだ。

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同ドラマの物語の中心にあるのは、「ギフト」と呼ばれる架空のトンデモ球菌。この球菌が体内に入った人間はほんの数秒で死に至ってしまう上、菌は完全消滅するため、死因は“急性心不全”としか診断されないという、言ってしまえばかなりファンタジーな設定だ。

ストーリーはそんな完全犯罪球菌「ギフト」を、反町隆史が演じる主人公・藤巻達臣が発見することから始まる。腐敗した医療界を改革しようとする外科医・白鳥稔(佐々木蔵之介)に利用された藤巻は、遺体から採取した「ギフト」を培養。白鳥はこれを使って権力に溺れた病院の理事長などを殺害し、藤巻は共犯者として「ギフト」や医療をめぐるさまざまな人々の思惑に巻き込まれていく。

このドラマの一番の見どころは、やはり誰が味方で誰が敵かといったサスペンス要素。入院中の妻の命で脅され、医者であるにもかかわらず“人を殺す”ことに加担させられている藤巻の葛藤や、いつか警察などに罪がバレてしまうかもしれないというハラハラ感が、ストーリーの引きとなっている。

そんな『グレイトギフト』の設定を見ると、たしかに大人気コミック『DEATH NOTE』(デスノート)を思い出す人が続出していることにも頷ける。同作は映画化にドラマ化、舞台化と大盛り上がりしたメガヒット作品だが、同じように“トンデモ設定”を地盤としたサスペンスだった。

名前を書くだけで相手を殺せる「デスノート」を手に入れた主人公・夜神月が、法律で裁かれない悪人を独善的に処分していき、理想の世界を作ろうとする──。そうした構成だけでなく、「デスノート」に死因なしで名前を書かれた人物が「心臓麻痺」となり、完全犯罪が成立するという設定も、『グレイトギフト』に近い。


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