──今回は23人のメンバーから12人を選抜して表題曲を歌うことになりました。発表される瞬間、何を考えていましたか?
伊藤 私は自分が呼ばれると思っていなかったし、雲組(=非選抜)でも頑張ろうと思っていたんです。そんな気持ちでいたから、選んでいただいても「よし頑張ろう」とはすぐには思えなくて……。発表のときは頭が追いつかなかったですね。
杉浦 私もそうだった! 最近、自分がどんどんダメになっていると感じていたから、名前を呼ばれても自分に自信がなくてうれしい気持ちはあまりなかったです。それにてっきりフォーメーションで発表されると思っていたから、名前の順に呼ばれたのもすごくドキドキしました。
八木 受け入れなきゃいけないけど、選抜になったことは寂しかったです。一生懸命活動してきたつもりだけど、もし呼ばれなかったら悔しいな……という思いでドキドキしながら待っていたので、名前を呼ばれてまずはほっとしました。
──そんな八木さんは2作目も引き続きセンターに立つことになりました。
八木 次もそのポジションに立つことになるとは考えていなかったので、ちゃんと返事もできませんでした。1stシングルではいろんな方に支えてもらっていたので、2ndでもセンターに選んでいただいたからには頼りにされる人になりたいので、とにかく頑張るしかないです。
──選抜発表があってからしばらく時間が経ちましたが、気持ちに変化はありましたか?
八木 雲組の子たちがレッスンをしている姿を見たり、(雲組Documentaryの)YouTubeの映像を見たりすると、私も頑張ろうという気持ちになります。
伊藤 グループが2つに分かれたことによってみんなの意識が変わってきたなと思います。特に雲組の子たちはライブとかも活動していくことになったから、レッスンの空き時間にもたくさん練習をしていて、刺激をもらっています。
杉浦 私はどうしてもないものねだりをしちゃって……気持ちの整理がつくまでまだ時間がかかりそうです。
──気持ち以外の部分で変化はありましたか?
八木 みんな可愛くなった! 撮影していただく機会が増えたから、私自身もひきつらずに笑えるようになりました。今でもあまり笑顔は得意じゃないけど、少しずつ変わってきたかな。
伊藤 自撮りも上手くなったよね。もう前の写真は見返せない(笑)。
杉浦 みんな振り覚えが早くなったと思います。あとは同じレッスンを受ける日に特に感じるんですけど、グループが2つに分かれたからといってみんなの仲は変わらないなって。結成当初に比べると言いたいことをちゃんと言い合えるようになりましたし。
八木 「ここはもっとこうした方がいいんじゃない?」とか言えるようになったのは、みんなの意識が高まってきた証拠だし、それぞれが目標を立てているんだろうなって思う。
伊藤 信頼関係ができてきたなって感じるよね。