乃木坂46の公式ライバルとして誕生したグループ「僕が見たかった青空」。8月30日にデビューシングル『青空について考える』をリリースした彼女たち23人の魅力に迫るべく、全員のインタビューと撮り下ろしカットをお届けする。今回は千葉県出身の22歳、「ゆず」こと伊藤ゆず(いとう・ゆず)のインタビュー。
【写真】伊藤ゆずの撮りおろしカット【10点】──伊藤さんは現在22歳で、グループ最年長ですね。
伊藤 20歳までは早く大人になりたいと思っていたけど、20歳を超えてから誕生日があまり嬉しくなくなりました(笑)。このグループにいると尚更です。
──最年長という肩書はどう受け止めていますか?
伊藤 塩釜菜那ちゃんがリーダー(仮称)になったことで、自分はグループにとってどんな存在であるべきかを考えるようになりました。私はみんなをまとめることが得意ではないので、支える役割をしたいと思っていて。菜那ちゃんともグループについてよく話すんですけど、メンバーのお手本になれるような行動をしたいです。
──どんな話をしているんですか?
伊藤 グループとして今後どうしたらいいのかという話が多いです。「もっとこうした方がいいよね」「これは良かったよね」みたいな。反省点だけじゃなく、良かったことも見るようにしています。この間は、菜那ちゃん、西森杏弥ちゃん、青木宙帆ちゃんとごはんを食べながら話しました。
──年上組の4人ですね。4人からは、グループの今はどう見えていますか?
伊藤 少し前まではデビュー曲の振り付けを覚えて披露するという目標があったけど、デビュー後は何に向かって走って行けばいいのかわからない状態になっていたんです。でも、デビュー記念のスペシャルイベントのとき、会場が想像よりも埋まっていなくて……。その現状を目の当たりにして、まずはファンの方を増やしていこうという目標ができました。
不幸中の幸いではあるけれど、ポジティブに考えれば、「目標ができたことはいいことなのかもね」と4人の間ではなりました。今までレッスンをしていても、どこかで気が緩んでいたところもったので、まずはそこを変えていかないといけないって気が引き締まりました。
──活動していく上で、重要な分岐点になるイベントだったんですね。
伊藤 わかってはいたけど、たくさんのメディアに出していただけているのは自分たちの力ではないと真実が見えたイベントでした。トーク部分もファンの方が盛り上げてくださったから成立してくらいで、私たちはファンの方に笑顔を届ける存在なのに立場が逆になっていたかもしれません。これから頑張るしかないなと改めて思いました。