CMで『推しの子』アイと共演、アイドルからも憧れられるスーパーアイドルからマルチアーティストへ。2023年も躍進が続く鈴木愛理は、この秋からテレビ朝日系の恋愛バラエティ『あざとくて何が悪いの?』MCに就任して番組を盛り上げている。さらに同番組の年越しスペシャル番組『あざとく年越しして何が悪いの?』(12月31日夜11時~)も放送される。インタビュー後編では、デビューから約20年間、声援をもらってきたファンとの関係で思うことなどを聞いた。(前後編の後編)
【写真】芸能界でもファンが多い鈴木愛理 撮り下ろし写真【6点】──『あざとくて何が悪いの?』MC就任だけでなく、『推しの子』星野アイとのAmason musicのコラボCM、ドラマ『推しが上司になりまして』(テレビ東京系)主演など、2023年は大活躍の年でした。「でも、いよいよ来年30歳になるので、皆さんからパワーをいただかないとやっていけない年頃になってきました(笑)。先輩方から『30歳を過ぎるとまた新しい世界が待っていて楽しいよ』って聞かされてきましたが、まだ個人的に『新しいステージに近づいているな』といった実感はありません。なので、どんなことでもまずは1回受け入れてみよう、というスタンスで生きていこうと思います。未知だからこそ楽しみなんですね」
──2002年にハロプロキッズに選ばれてから、℃-uteでデビュー、そしてソロアーティストと、気が付けば20年以上芸能界にいる鈴木さんですが、ファンとの関係は今いかがですか。「8歳からこの業界にいるので、リップサービスでなく本当にファンが家族のような存在でした。年齢を重ねて『鈴木愛理』という自分が確立されるまで、ずっとたくさんの方から応援していただけて、それが当たり前の環境でしたから。
たとえばどこかで震災が起こった時は『ファンの人で住んでいたよね。大丈夫かな』と思ってしまうくらい、心理的に近い存在でもあります。コロナでイベントがほとんどなくなってまった時期を経験しただけに、今は『推してくださる皆さんに生かされているな』をより強く実感できますね」