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UPDATE|2023/12/22

[東京ドーム][アイドル][ジャイアントスイング]…謎の文字列で“見つかった”アプガ(プ)渡辺未詩

アップアップガールズ(プロレス)渡辺未詩



4年半も期間が空いてしまったのは、もう言うまでもなくコロナ禍の影響である。アイドルとしてはライブハウスでの対バンやイベントが主戦場となっていたので、彼女たちはパフォーマンスをする場を失ってしまった。その一方でプロレスは無観客ながら、いち早く興行を再開。結果、メンバーはプロレスラーとして急成長し、アイドル部門はちょっと出遅れた形になってしまっていた。

とはいえ、ふたつのジャンルで同時にブレイクするのは難しい。むしろ、プロレスラーして東京ドームまで到達し、知名度がアップした今こそ、アイドルとしても注目してもらえる大チャンスだと思うのだが……そこにはひとつひっかかる問題がある。

「年齢ですよね。17歳でアイドルになったときにも『ギリギリかな』と思ったのに、24歳になって、やっと本腰を入れるってどうなんだろうって(苦笑)。もちろん、私はプロレスもアイドルも30歳ぐらいまでは、いや30歳を超えてもやりたいと思っていますけど、お客さんがどう思うかはまた別問題じゃないですか?

ただ、コロナを言い訳にしちゃダメだなって思ってはいます。いまがアップアップガールズ(プロレス)にとって、アイドルとしての勝負どころだと思います」

最後になるかもしれない、という想いで臨んだ6月の単独ライブは大好評を得て、渡辺未詩自身も「多幸感しかなかった」と振り返る。それだけに今回の単独ライブはハードルも上がっているのだが、プロレス要素がまったくない「音楽イベント」という、もうひとつのハードルまで加わってしまった。大チャンスにして、大ピンチなのである。

「アイドルとして本来、踏まなくちゃいけないステップを全部、すっ飛ばして、プロレスラーとして東京ドームにリングに立ってしまったんですけど、2023年の今、アイドルが東京ドームに立つ難しさもよくわかっているので、あの貴重な経験はアイドルとしても活かしていきたいですね。クリスマスは他のアイドルさんもたくさんコンサートをやっているので、みなさん、いろいろ大変だとは思うんですけど、私たちが新しい形のライブにチャレンジするところをぜひ見ていただきたいですね」

AUTHOR

小島 和宏


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