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UPDATE|2023/11/12

STU48卒業・瀧野由美子、最後のセンターに「過酷なことがあったとしてもアイドルになりたかった」

瀧野由美子 撮影/武田敏将

2017年にSTU48の1期生として加入し、絶対的エースとしてグループを牽引してきた瀧野由美子が、卒業を発表した。6年半の活動に終止符を打ち、卒業後は夢であった女優への道へと歩み始めるという。11月15日には卒業シングル『君は何を後悔するのか?』が発売され、アイドルとして最後の姿をファンに届ける。卒業間近の今、瀧野は何を思うのか…。(前後編の前編)

【写真】絶対的エースとして活躍、卒業する瀧野由美子の撮り下ろしカット【5点】

──卒業シングル『君は何を後悔するのか?』の発売が迫ってきました。曲を聴いて感じたことは?

瀧野 曲をいただく前に私の卒業シングルになると聞いていたので、一体どんな曲なんだろうとすごく楽しみにしていました。明るい曲なのか、それとも悲しい別れの曲なのか……。と、あれこれ想像していたら、STU48らしい卒業シングルだなって思いました。「STU48らしい」というのは、そのメッセージ性の強さです。私はSTU48のメンバーとして卒業していくんだなと実感がわいてきました。

──歌詞を読んでの感想は?

瀧野 書かれている歌詞の言葉一つひとつが強いなと思いました。タイトルに「後悔」とあるから切ない曲かと思ったら、自分が歩いてきた道を振り返りつつも、新しい道に進むことに対して背中を押してくれているんだなって、最後まで歌詞を読んだときに感じました。後半に「過ぎ去った暗闇なんか消えてしまえ」という歌詞があったので、デビューシングルの『暗闇』を思い出して、ちょっとエモくなりました。

──MV撮影はいかがでしたか?

瀧野 シングルでは初めて瀬戸内7県で撮影しました。(デビュー以前にもらったSTU48初めてのオリジナル曲)『瀬戸内の声』でも瀬戸内7県で撮影しているんですけど、一週間かけて撮影したんです。でも、今回は2日間で撮りました。初日は各県にメンバーが散らばって、2日目に広島の美術館で全員のダンスシーンを撮影しました。スケジュールもメンバーの気持ちもぎゅっと詰まった2日間でした。

──スタッフさんは1時間しか寝ていないそうです(笑)。

瀧野 (笑)。私は初日に(故郷の)山口県でソロのシーンを撮りました。錦川清流線というローカル線の駅のホームで撮影したんですけど、1時間に1本あるかないか、なんです。電車がホームに着いたタイミングじゃないと撮影にならなかったので、一発本番の緊張感を持って撮影に臨みました。

──全体のダンスシーンは?

瀧野 すごく幻想的でした。ソロカットも同じ場所で撮ったんですけど、円状になっている広場の真ん中に立って、照明を浴びながら踊りました。『千と千尋の神隠し』の荒地の魔女になった気分でした(笑)。これが最後のMVでよかったです。

AUTHOR

犬飼 華


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