このタイミングで出版された写真集には「プロレスラー・赤井沙希が表現しようとしたものがすべて詰まっている」という。
「絶対に誤解されたくないんですけど、写真集を出すと“ついに脱いだ!”とかいわれるじゃないですか? そういう下品な表現はちょっと……なぜなら、私にとってプロレスラーとはもっと品のある、気高い存在だと思っているので。それを汚すようなことはしたくなかった。
実際、写真集を出すと発表したとき、ファンの方から『お願いだから脱がないで~!』という声をたくさんいただいたんですよ(笑)。お尻とかは出してはいるんですけど、男性の方だけでなく、同性の方にも、それこそお子さんにも楽しんでいただける作品になりました」
そこにはプロレスラーとして研ぎ澄ませた美BODYが写っている。何年か後に写真集を出版したとしても、このバッキバキな腹筋は再現できないだろう。
「そんなことを言われたら悔しいから、めちゃくちゃ鍛えて、いまよりもすごい腹筋を作りますよ(笑)。ただ胸筋とかは、受け身をとっているからこそなので、たしかにプロレスラーならではの肉体をお見せできるのは、これが最後かも知れないですね。だからこそ、プロレスラーとしての私を応援してくださっている方はもちろんのこと、私が闘っている姿を知らない方にも手にとっていただきたいですし、できれば試合も見てもらいたいですね」
11月12日、季節外れに狂い咲いた大輪の桜は両国国技館のリングで鮮やかに散る。だが、その満開の姿は写真集の中で永遠に生き続ける--。
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