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UPDATE|2023/08/23

一般応募でミスマガジングランプリ・咲田ゆな「事務所無所属は私だけ、劣等感と不安で悩んだ」

撮影/武田 敏将

事務所に所属しない一般応募で「ミスマガジン2022」にエントリーして、瑚々とともに史上初のWグランプリに輝いた咲田ゆな。芸能活動未経験の彼女が、なぜグラビアの世界に飛び込んだのか。「ミスマガジン2022」の6人が主演を務める現在公開中の映画『さよならエリュマントス』の撮影エピソードとともに、この世界に入った理由を語ってもらった。

【写真】一般応募からグランプリ、咲田ゆなの撮り下ろしカット【7点】

小学4年生からバレーボールを始め、小中高とバレーボール部のキャプテンを務めるほど打ち込んだ。一方で祖父が医療系大学の教授を務めていた影響もあって、医師や看護師、理学療法士などを目指して、高校は理系を選んだ。だが高校2年生のときに突然身にふりかかった出来事で、将来の夢に変化が生じる。

「学校である嫌がらせを受けたんです。それをやっているのがクラスメイトなのか、男の子か女の子かも分からなくて、誰彼構わず疑ってしまい、全員の目線が怖くなった時期がありました。学校も休みがちになってしまったんですが、そのときに観たたくさんのアニメが救いになって、自分を強く保てることができたんです。それで『声優になって自分を変えたい』『いつか声優として輝いている自分をみんなに見せたい』と思うようになって。高校3年生になって進路を決める段階で、声優を目指しました」

声優はもちろん、俳優やアイドルなど、様々なオーディションを受けた。

「最終的な目標は声優でしたが、最初から絞り過ぎるのもよくないなと思って、いろいろなオーディションを受けました。そのうちの一つが『ミスマガジン2022』でした。正直、応募するまで存在も知らなかったので、水着審査があることも見落としていたんです。第二次審査のカメラテストのときにお父さんに相談したら、『ミスマガジンは芸能界の甲子園だから絶対に受けたほうがいい』と背中を押してくれたので、前向きな気持ちで臨むことができました」

第二次審査も通過して、セミファイナルでベスト16に選ばれたとき、事務所に所属していないのは咲田ひとりだった。

「芸能事務所がどういうところかも詳しく分かっていなかったので、事務所に所属しているだけで皆さんが輝いて見えました。劣等感と恐怖と不安で、たくさん悩みましたし、くじけそうになることもあったんですけど、私は何事にも全力投球で、コツコツ続けるのが得意なんです。傍目には分からないかもしれないけど、パッションは誰にも負けない自信がありました。それが皆さんにも伝わったから、グランプリに選んでもらえたのかなと思います」

自身のグラビアの“強み”について聞くと、こう自己分析する。

「たぶん身近にいそうな雰囲気かな(笑)。自分が持っている素朴さや親近感で、いろんな人に元気や希望を与えられる存在になれればいいなと思います。見た目で言うと、女の子ならではの柔らかそうな肌が強みですかね。特に伸びるほっぺがチャームポイントです!」
AUTHOR

猪口 貴裕


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