──藤沢・湘南にはすごく思い入れがあるようですね。あえて今の安斉かれんという人格に占める、藤沢での人生経験を割合にするとどれくらいでしょうか?
安斉 うーん、70%くらいかなと思います。友達の影響ってすごく大きくて、中学や高校での人間関係は今も続いて、集まったりもするんですよ。だから写真集もいっぱい宣伝しちゃいました(笑)。
皆優しくて学校にも恵まれてたというか、いじめとかも全くなくて。東京でできた友達には『かれんの学校ってすごく仲いいよね』って驚かれるくらいでした。これだけ友人や家族に恵まれた藤沢での日々って、愛だらけですごく幸運なことだったんだなって思います。後悔とかがほとんどないんですね。
──特にお気に入りの場所はありますか?
安斉 よく遊びに行っていて写真集でもお世話になった江ノ島、それに、今回撮らせてもらったログハウスがあります。ここを管理している地元のおばさん達が、まだ私のことを覚えてくれていて。そういう体験もできるので、お仕事で地元に帰れるっていうのは感慨深いですね。東京とそんなに離れている訳でもないのに、時間がゆっくり流れてている感覚があって、安心感があります。
──そして、沖縄の海でも自由にロケができました。
安斉 実は、沖縄の海に行ったのも初めてだったんですよ! 海が好きなのに、沖縄にはちょっとお酒やグルメを楽しむ、くらいの滞在経験しかなかったので、沖縄らしい沖縄を満喫できたのはこのロケが初めてでした。だから髪色やアクセサリーにも凝って撮りましたし、知らなかった沖縄の良さを体感できました。