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UPDATE|2023/07/26

日向坂46 上村ひなの、新センター抜擢・ドラマ初主演で注目を集める“妹キャラ”からの成長

上村ひなの/日向坂46「Am I ready?」

三期生の上村ひなのが、7月26日(水)にリリースされた日向坂46の10thシングル「Am I ready?」でセンターを務めた。三期生が表題曲でセンターに抜擢されるのは初めてということもあり、日向坂46のファンからは大きな期待をもって迎え入れられた。7月4日から放送がスタートしたドラマ『DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』(TBS系)でも主演を務めるなど、この夏にかけて大きな注目を集めているのが上村ひなのだ。

【関連写真】上村ひなのがセンターを務める「Am I ready?」MVカット

「Am I ready?」のフォーメーションが発表されたのは6月18日放送の冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/以下、ひあない)。四期生が加入してからもうすぐで1年のタイミングということもあり、フォーメーションの行方が注目されていたが、大きなトピックは松田好花がフロントメンバーに初選出されたこと、そして上村のセンター抜擢である。上村はセンターに選ばれた際の心境について、「31人全員で協力して新しい日向坂46をお見せできたらいいなというふうに思っています」と語っており、涙を浮かべながらもその眼差しには力強さが宿っていた。

上村は『Top Yell NEO 2021 SUMMER』(竹書房)のインタビューの中でセンターについて語っていたことがあった。同書の中で「センターに立つ機会があればしっかり努めたいか」という質問に対して、「もしセンターに選ばれる時がきたら自信をもってその場所に立てるように、日々努力しておかなきゃいけないと思っています」と話していたのが筆者は印象に残っている。思えば上村は唯一の三期生として先輩たちの背中を追いかけ、誰よりも強い意志をもって活動してきたメンバーだった。

2018年8月に『坂道合同オーディション』に合格し、同年12月に日向坂46の前身グループであるけやき坂46の三期生としてお披露目された上村。『ひなあい』の前身番組『ひらがな推し』(テレビ東京系)で初登場した際にはキャッチコピーの「いつでもどこでも変化球、ひなのなの」を披露するなど、柔らかな雰囲気と笑顔が印象的だった。当時はグループ最年少ということもあり、妹キャラという印象も強かったが、2020年には坂道研修生として活動していた髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世が三期生として加入したことで、三期生をまとめるリーダー的なポジションを担うことも多かった。

最初は先輩の背中についていくのが必死だったというが、バラエティでは次第に独特なキャラクターを確立。中でも『ひなあい』の企画「そろそろ若様のご贔屓メンバーを決め直しましょう」で「収録でスベった時なんと励まされたい?」というお題に対して「元気田支店長」と書いたり、「ぶりっ子選手権」ではゴリラの写真に対し「ゴリラのここ、空いてますよ」と書いたりと変化球の大喜利を披露し、テロップに大喜利少女と書かれたこともあった。

おっとりとした性格とたまに繰り出される奇想天外な言動はこれまでの日向坂46にいなかったキャラクターということもあり、多様な個性が交わる日向坂46の中でもひときわ存在感を増していく。
AUTHOR

川崎 龍也


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