牧野真莉愛の9冊目の写真集『Dear MARIA』(ワニブックス)が6月10日より発売された。17歳の誕生日に発売した『マリア17歳』以来、彼女にとって6年ぶり2度目のグアムで撮影された同書は、“ガールフレンド”をテーマに牧野の様々な表情を収めた1冊。撮影エピソードとともに、新メンバー2人を迎え、リーダー・譜久村聖の卒業を控えるモーニング娘。’23への、現在の思いも語ってもらった。
【写真】ビジュアルエース、牧野真莉愛の撮りおろしカット【8点】──今回の写真集で9冊目となり、全編海外ロケは3年ぶりだそうですね。牧野 もちろん日本で撮影するのもすごく素敵なんですけれど、久しぶりの海外ということですごく嬉しかったです! グアムはすごく天気も良くて、海も絵に描いたような青色で、素敵でした。
──日本での撮影と海外での撮影で、どんな違いがありますか?牧野 グアムは、私が17歳のお誕生日に出した写真集『マリア17歳』の撮影で行った以来6年ぶりだったので、「ここで撮影したな」「この道を通ったな」と思い出しながら、そのときとは違う自分を出せるように意識して撮影に臨みました。中身はそこまで変わらないと思うんですけど(笑)、年齢も22になりましたし、大人っぽいところも出せたんじゃないかなと思います。
──中身は変わらないんですね(笑)。牧野 ふふ(笑)。ただ、グループの立場的にも1番下ではなくなって、20代も越えたので、考え方とかは少し変わったかもしれないかなとは思っています。変わっていないところがほとんどだと思うんですけど(笑)。
──『マリア17歳』の頃には、どんな思い出がありますか。牧野 その頃はまだ写真集の経験もそこまでなかったので、色々教えていただきながら撮っている感じでした。水着の撮影もあまりしていなかったので、緊張してガチガチになって、動きも固かった印象があります。
──それから6年が経って、今回の撮影はいかがでしたか?牧野 6年経つと、良い意味で力を抜ける部分が出てきました。例えば撮影だと「お腹を引っ込めなきゃ」と思ったりするんですが、「この角度なら引っ込めなくても大丈夫だな」というようなことがわかるようになってきたので、その分、楽しみながら撮影できた気がします。
──よりリラックスした撮影だったんですね。牧野 “ガールフレンド”がテーマということもあって、たくさん笑っていたり、ウィンクをしていたりと、自然な表情が多いと思います。一緒に旅行に来ているような気持ちで見てもらえたら嬉しいです。「大人っぽい表情をしよう」とするよりも、「もう22歳だからきっと飾らなくても大人だ」と自分の中で唱えながら撮影してもらったりもしました。
──今回の撮影で特に印象に残ったことを教えてください。牧野 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝と決勝の試合をしている日の撮影だったので、完成した写真集を見ながら「このときはちょうど伊藤大海投手がマウンドに立った時だな」とか、「ここは村上(宗隆)選手がサヨナラタイムリーを打った時のビーチだな」というふうに1ページずつ思い出せます!
──これまでに9冊の写真集を経験する牧野さんが、撮影で心掛けていることを教えてください。牧野 今回は初めて田上浩一さんというカメラマンさんに撮っていただいたので、「田上さんが撮るからこその牧野真莉愛」が出せたらいいなという思いがありました。毎回、写真集を通しての出会いは、自分の中ですごく楽しみなところです。田上さんはスタッフさんと話しているときの素の表情などもいっぱい撮ってくださっていて、そういう意味でも、今回の写真集で新しく見える部分もあると思います。