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UPDATE|2023/06/13

桜井日奈子が振り返る“岡山の奇跡”が女優になるまで「厳しいマネージャーさんに救われた」

桜井日奈子 撮影/武田敏将

デビュー当時、“岡山の奇跡”と称され、数多くのCMに出演。瞬く間にお茶の間の人気者となった桜井日奈子。2016年に俳優デビューを果たすと、数多くのドラマや映画で主演を務め、2023年も数々の作品に出演している。6月16日(金)より公開の最新作『魔女の香水』で、香水の力で懸命に未来を切り開いていく女性を力強く演じた彼女に、これまでのキャリアや、本作の出演で得たものなどを語ってもらった。

【写真】『魔女の香水』で恵麻役を演じた桜井日奈子 撮り下ろし写真【6点】

──桜井さんは2014年に「岡山美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを受賞して芸能界入りしましたが、もともと俳優志望ではなかったんですよね。

桜井 アナウンサーになりたいという夢はあったんですけど、漠然としていて。他にもキャビンアテンダントになりたいと言ってみたり、パン屋をやりたいと言ってみたり、目標が定まっていなかったんです。芸能活動も面白そうだから、とりあえずやってみるかみたいな感じで、深く考えていなかったから飛び込めたんでしょうね。

──俳優デビューは2016年に出演した舞台「それいゆ」ですが、いきなり舞台ってハードルが高いように思うんですが。

桜井 だいぶスパルタなマネージャーさんだったと思います(笑)。でも、お芝居が始まってしまうと、自分でストップをかけられない、やり直しがきかないという状況が良かったんでしょうね。一か月ぐらいかけて本を読み込んで毎日同じことをやって。映像よりも舞台のほうが役と深く向き合えますし、俳優デビューが舞台というのは正解だったと思います。初舞台でお芝居の面白さに気づいて、ラッキーなことにデビュー当時から良いお仕事をたくさんいただいて、いい作品にたくさん出会って、いろんな人たちとお芝居をして。自分でチャンスを掴み取りに行ったというよりは、すごくラッキーが舞い込んできたみたいな、そういう感覚でした。

──最初からお芝居に抵抗感がなかったんですね。

桜井 もちろん最初は自分にできるんだろうかっていう大きな不安はあったんですけど、面白そうという気持ちも大きくて。バラエティーに出演するのも大好きなんですけど、何でも楽しいと思えるのが私の良いところかも知れないです。
AUTHOR

猪口 貴裕

CREDIT

ヘアメイク/サカノマリエ、スタイリスト/阿井真理


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