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UPDATE|2023/05/28

錦鯉・長谷川雅紀が語るブレイク後の困惑「なんでこんな話までニュースに!?軽々とした発言ができない」

錦鯉・長谷川雅紀  撮影/松山勇樹



──そうした想いを形にするように、6月から独演会ツアーを開催されます。ツアー開催は初、しかもオール新ネタ書き下ろしネタだそうで。

長谷川 やっぱり初のツアーなのでやれることはやりたいなと。ここ2年間、新ネタは作れていなかったんです。ネタ番組でも今までやったものを少し変えながら披露したりとこれを機に、隆とお互いに考えてきて、話して詰めてを繰り返しています。

──北は北海道、南は福岡、全7公演を約2ヶ月かけて走り抜けていきます。

長谷川 とにかく初めてのことなので健康だけは気をつけたい。僕も隆もいつどうなるかもうわからない歳なので、途中で倒れたりとかシャレにならないようにしないと。もう決死の覚悟です。最近、脳みそが衰えてきてネタが覚えられなくなってきて。それに僕の話は基本大声なのですが、すぐ喉が痛くなったり声が枯れやすくなったりと、1年前にやれていたことが徐々にできなくなってきて。隆からも「前より言葉が出てこなくなった」と言われているんです(苦笑)。

──今までの錦鯉のネタ作りから変わりそうなんですか?

長谷川 今って何を言ってもニュースになるじゃないですか。少し前に『踊る!さんま御殿』で「犬から電話がかかってきた」という話をしたら、それがネットニュースになって拡散されて。いやいやいや、なんでこんな話もニュースになるんだろうって(笑)。本当に何気ないひと言も世界に発信されちゃうから、昔に比べて自分の発言に責任をすごく感じているんです。テレビだけでなく、今はライブでの話もTwitterとかに乗って広がっちゃいますから。

──ましてや今、錦鯉さんは小さなお子さんから応援の手紙が届いたり女子小学生向けファッション誌で特集が組まれたりと、“老若男女が安心して見られるお笑い”という印象がついたと思うんです。過激なことがしたくてもしづらい環境と言いますか。

長谷川 たまにラジオでちょっと過激な話をすると、「子どもに聴かせられない!」というお叱りの声をもらったり、「“ブラックまさのり”が出たよ」とイジられたり(笑)。

これがテレビに出るということか、先輩方はこういう大変な道を通ってきたんだとすごく実感しています。けど僕たちはやっぱ僕たちなので、とにかくみなさんに楽しんでもらえること、僕たちが楽しいと思うことをお見せできたらいいなあと思っているので、ぜひ多くの方に来ていただきたいです。
AUTHOR

田口 俊輔


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