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UPDATE|2023/02/05

“芸人と中年の希望の星”錦鯉・渡辺が明かす覚悟「芸人を継続するために人生軽く捨てていた」

(C)AbemaTV,Inc.

お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平とフワちゃんがMCを務めるバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#5が、3日(金)夜9時よりABEMAにて放送された。

【写真】錦鯉の“引退”に興味津々の様子を見せたフワちゃん、ほか番組カット【17点】

『有田哲平の引退TV』は、極めて近い将来の“引退”を決意した有田が、一緒に引退したほうがいいと考える芸能人に引退勧告をするという、異色のABEMAオリジナルバラエティ番組。

#5で引退勧告をされたのは、2021年に「M-1グランプリ」王者に輝き、2022年にはテレビ出演本数380本、CM出演本数は11社と、現在大ブレイク中のお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀と渡辺隆。

そんな2人に引退を告げにいくのは、長谷川と札幌よしもとの同期で、27年来の付き合いがあるお笑いコンビ・タカアンドトシの2人。

歴代最年長記録で「M-1グランプリ」を制し、“芸人と中年の希望の星”と称されている錦鯉。しかし、この快挙により、芸人界に大きな罪が生まれたと語るタカ。「錦鯉が優勝したことによって、辞めようと思っていた40代の芸人が50歳まで頑張ろうって思っている。人生狂わせてるのよ。NSC(吉本総合芸能学院)も50歳ぐらいからエントリーしてくるやつが増えているらしいよ」と、タカは錦鯉の功績により、希望を抱く中年層が増加していると指摘。

「M-1グランプリ」は結成してから15年以内の漫才師であることが参加条件となっており、長谷川の年齢では56歳、渡辺は49歳が最後の挑戦の年となるはずだった。そのため、タカが「もし今回優勝できてなかったら、56歳までは出ようと思っていたの?」と問いかけると、長谷川は「たぶん出てたと思う」、渡辺も「引退は全く考えていなかったですね」と回答。

21歳で芸人の道を歩み始めた渡辺は、これまでにコンビを解散すること2回。33歳でピン芸人になるも上手くいかず、そんなときに出会ったのが長谷川。当時を振り返り、渡辺は「そのときは人生軽く捨てていたんですよ、どうなってもいいやって。ライブもウケず、でも芸人は楽しい。芸人を継続したいと思って、(長谷川とコンビ)組んだだけですから。腹をくくってました。野垂れ死んでいいと思ってました」となみなみならぬ覚悟があったことを明かした。

トシに多忙だった2022年を振り返り、「1年間やってきて手応えみたいな、充実感はあるわけ?」と問われた錦鯉だったが、2人ともが「手応えはない」とコメント。渡辺は「満足したのが1回もない。毎回首をかしげて帰っていく」、長谷川も「終わったあとによっしゃーみたいな手応えはない」と神妙に語ると、ここからタカアンドトシの2人が“引退”に向けて怒涛の説得を繰り広げていく。

タカは「2022年はM-1王者としてのオファーがあったけど、ここからは1年間やってきたやつの結果で次のオファーに繋がっていく。けど、たぶんもう(オファーは)こないよ。だって手応えなかったんでしょ?」と鋭く切り込んだ。続けて、「M-1の決勝戦、手応えなくていった?」と問いかけると、渡辺は「いや、手応えありましたよ」と返答。

これに対し、タカが「あったでしょ?だから、そういうことだよ」とキッパリ告げると、長谷川の表情が曇ってしまう事態に。トシから「ハセは手応え感じることがあった?」と問いかけられるも「自分でも手ごたえがあると気づいていないところが問題かなと」と長谷川は意気消沈。

さらにタカから「今年(2022年)、自分から計算して笑いとったことある?」と問われた長谷川は、「ないかもしれない」とこぼすと、さらに渡辺が「27年間である?」と質問。長谷川が「一回もないかもしれない」と答えると、タカトシの2人は「ないよ今後も。ないもの追いかけたってないよ。だから引退した方がいいよ」と迫り、これには長谷川も返答に困ったようにうなだれてしまった。


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