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UPDATE|2023/05/06

舞台で活躍・高柳明音が語った“元アイドル”という肩書き「今でもSKE48に感謝している」

高柳明音 撮影/山田健史


舞台を中心に様々な作品で活躍する彼女だが、7月には町田慎吾とのW主演作・キ上の空論10周年記念公演『「幾度の群⻘に溺れ』も控えている。

高柳は「『キ上の空論』には、今回の作品で初めて参加させていただきます。あらすじからすでに謎が多く、私がかなり重要な役割であるということまでしかまだわからないんですが、楽しめる作品を精一杯作りたいなと思っています」と意気込みつつ、「出演が決まった後にW主演と聞いて、主演級の役で出演することになるとは思っていなかったので、今から震えています(笑)」とも吐露。

「私が演じるのは、唾液に人を眠らせる成分があるという役なんですけど、それを巡っていろんなことが起こっていく、ドキドキさせられる物語だと聞いています。台風の目みたいな存在なのかなと思うので、背筋が伸びる思いです」と力を込めた。

舞台の主演という大役には「うれしいというよりは、プレッシャーが大きい」と本音ものぞかせる。「1人主演ではないので、そこはうまく甘えさせてもらいながら、1人で背負わないようにはしたいなと思っています」と語る。

「今はまだ、色々な作品に出て吸収をしたいなと考えていたので、『主演が今なんだ』という気持ちはありました。W主演ではありますが、主演が座組の雰囲気を作ると思うので『自分でいいのだろうか』という思いもあります。すごく人見知りなので、その面でも大丈夫かなと少し心配しています」と心境を明かした。

SKE48を卒業した高柳が、女優としての活動を本格化してからはや2年。舞台を取り巻く環境はコロナ禍で大きく変化していたが、徐々に以前の雰囲気を取り戻しつつある。

「私は卒業するタイミングがちょうどコロナ禍だったので、卒業してからずっと、皆さんがマスクをしていて、できるだけ声も抑えていて、という環境でした。私にとって、コロナ禍以降では『ホロー荘の殺人』が初めて観客の方が声を出して笑ったり、自然に反応ができる舞台になるので、『来てよかったな』と思っていただける作品にしたいです」。

AUTHOR

山田 健史


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