今年春からは大学で演技を学ぶ。
「もともと大学には行きたいなとずっと思っていたんですけど、やりたいことがいまいち見つからなくて。でも今年1年でやりたいことが見つかりました。演技を基礎から学術的に学びたいなって思って決めました」
グラビアと並行して、2022年はテレビドラマ、映画と俳優としての仕事も増えた。さらに『イカロス 片羽の街』という彼女にとって転機となる作品にも出会えたという。
「今までは学園ものが多くて、実生活に近かったんですが、今回やらせていただいた役柄は、ガラっと違っていて。社会のちょっとダークな部分、身近にある闇を感じる部分もあり、すごく考えさせられました。その役について考えることも多くて、私とすごく重なる部分も多い役柄だったので、自分の中での価値観が変わったような気持ちになりました」
以前、取材した際にダークなものをやっていたと話していた。
「そうですね。ずっと闇というかダークな役柄をやってみたいって言っていたので、そういうところは夢が叶ったのかなと思います」
生まれ育った茨城から離れ、東京で一人暮らしも始めた。アニメが好きなら、一人暮らしの部屋を自分の好きなもので埋めると思いきや、グッズを飾ったりはしないと語る。
「缶バッジとかものすごく集めるんですけど、グッズを飾るのは全然興味なくて。グッズを買っても全部箱に入れて置いておくだけです(笑)」
菊地はいわゆるアニメ声で、その声へのコンプレックスを以前は語っていたが「最近では声を褒めていただける機会が少しずつですが増えてきています」といるといい、「まだアニメーションでの声のお仕事をさせていただいたことがないので、何か機会があったらぜひ声のお仕事をさせていただけたら」と話す。
まだ18歳だけに可能性は無限大。グラビア、演技、もしかしたらアニメでも、菊地の活躍を見る機会は今後も増えそうだ。
【前編】18歳の完売女王・菊地姫奈、素顔は素朴な二次元好き「コンプレックスだった胸を武器に頂点へ」