22年5月14日、15日に行なわれた「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」(日産スタジアム)の2日目、『今、話したい誰かがいる』で久保と山下のWセンターが実現。この日は、オリジナルセンターの白石麻衣と西野七瀬もOGとしてライブに参加したが、久保と山下は2人だからできるパフォーマンスを見せた。
久保は『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送/22年5月18日)で、「(曲中)山下美月ちゃんがニコッとしてくれたんです。感動しちゃってウルッときちゃったんです。彼女もすごくこのWセンターを喜んでくれている気がして。私にとってものすごい思い出の一曲になりました」と素直に喜んだ。
山下は「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」が終わるとすぐ大阪に向かった。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の撮影があるからだ。10月から『舞いあがれ!』が放送されると、山下は「久留美ちゃん」として広く知られる存在となった。
久保も9月に舞台『桜文』で主演すると、11月には主演映画『左様なら今晩は』が公開され、観る者を魅了した。12月20日、NHK大河ドラマ『どうする家康』に久保が出演することが発表されると、SNSでは祝福の声に加えて、「くぼしたが紡いできたストーリー」に対する賞賛が溢れた。
6年前の『3人のプリンシパル』を観たファンからの期待を、久保と山下はアイドルに必要なストーリーと捉えて、まさに“大河”にしてみせた。その“大河”は、彼女たちの一滴一滴の努力が成し遂げた結果なのだ。2人は「自分のため」だけでなく、「後輩のため」に個人活動とグループ活動と両立したいという共通の想いがある。
2023年、くぼしたが乃木坂46を新しいフェーズに進めることだろう。
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