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UPDATE|2022/12/07

令和に復活『ナニワ金融道』主演・高杉真宙が語る、一癖も二癖もある“怖い”先輩との付き合い

高杉真宙(C)2022「ナニワ金融道」製作委員会


「入社したての若造が先輩方に振り回されている感じが重なるんですよね。やっぱり撮影初日は言い方が悪いですけど、完全に凄みのある方々のなかに僕一人、入れられてる感じで(笑)。まずは挨拶にしにいかなくちゃっていうのが頭のなかにあったから、『はじめまして、高杉真宙です』って言いに行くのも怖いなって。でも、お会いしてお話していくと全然怖くない……っていうのも失礼かもしれないですけど、その凄みがかっこいい方々なんですよね。引っ張っていってくれる先輩方だったので、その背中を借りていこうと。心強かったです」

最近は同世代が多い現場が続いていたこともあり、改めて新鮮さも感じたという高杉。「役柄的なところもあるかもしれませんけど、居心地がよかったですね」と撮影を振り返る。

「『お前、こうした方がいいぞ』と教えてもらえることって、そんなに多くないので、それもありがたいなと思っていました。特に、加藤さんにはお芝居以外のこともいろいろとお話させていただいて、突然『最近、字書いてるか?』と言われたこともありましたね。『字は綺麗な方がいいぞ。練習しとけ。筆ペンがいいぞ』って、筆ペンを買った記憶があります。加藤さんも『俺も最近練習してるんだよ』とおっしゃっていて。そういうところも含めて、これまで接してきた先輩方とはまた違うかっこよさがあるなと思っていました」

アクの強い人々の間でもまれながら奮闘する灰原の姿も、本作の見どころのひとつ。なかでも高杉は「取り立て」のシーンに注目してほしいと力を込める。

「お金を取り立てるシーンはスタッフさんの人数も多くて、そのなかで撮影するということに緊張していましたけど、灰原としては加藤さん演じる桑田さんっぽく取り立てたいなという気持ちがありました。桑田さんは灰原の直属の先輩。一緒に行動しているからこそ、その要素を取り入れたいなと。後半の取り立てシーンは、結構桑田さんに寄せていた気がします。そういったところも含めて、現場での僕と加藤さん、役柄としての灰原と桑田さんの関係性は近いものがありました」

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