一方、ストリーマーとしての楽しみも多い。その一つがさまざまなゲーム大会への参加だ。
「大会に勝った時のアドレナリンはすごいです。大会の練習も大変な時もあります。全然苦手なゲームに挑戦するのはやっぱり大変ですし、参加メンバーとは本気でみんなちゃんとチーム練習とかしているんで、結構ケンカになったりすることはあります。練習中に泣いたことも何度もあったんですけど、でも本番の達成感、興奮であるとか、普通に生きていたら味わえない経験がたくさんできている気がします」
そして、何より配信を通してのファンとの交流が何よりも楽しいという。
「ストリーマーになったことで、ゲーマーのリスナーさんがたくさん増えました。ゲームが大好きなので、みんなとゲームの話ができるのはやっぱり楽しい。配信をやっているとプライベートがなくて、もちろんつらい時もあったり、配信に人が来てくれない時は少し落ち込むときもありますけど、今は一定数来てくれる方がいる。配信することは、みんなのところへ遊びに行っている感覚に近いかもしれないです」
「『寂しいから飲みに行こう』と同じ感覚で、『寂しいから配信つけよう』という感覚です。人恋しい、寝られない、疲れた、話を聞いてほしい、だから配信しようと思う。配信のリスナーが友達みたいな感じになっていますね」
今回の写真集でも、ゲーマーのファンを意識した。作品の中では水着姿も見せているが、一般のグラビアアイドルの写真集にしてはセクシーさや肌の露出がかなり抑えめだ。
「ファンにはゲーマーの方も多いので、表情もあまりグラビア、グラビアしない、セクシーになりすぎないように気をつけました。がっつりグラビアだと表情もエロい顔という感じですけれど、かっこよくなるようにしました」
yunocy自身はグラビア好きだけに、この内容でいいのか半信半疑だった面もあるという。
「今回写真集も、私的にはそんなに露出が多くないと思っていて、『写真集でこんなに服を着て撮ることがあるんだ』と正直思いました(笑)。でも、ゲーマーの方からの反応は『めっちゃ面積が少ない』となるみたいで、露出について私の感覚がバグってきてるのかなって(笑)」
そんな心配をよそに、イベントでは写真集10冊を購入するファンも多数いた。ストリーマーyunocyとして、今回の写真集の露出レベルは正解だったようだ。
ストリーマーとして充実した時間を過ごすyunocyに「今後やりたいことは?」と質問すると、少し困った顔を浮かべた。
「求められている答えではないと思うんですけど、ずっと変わらず配信したい。今、一番何がしたいかと言われたら『配信』です。おばあちゃんになるまでずっと続けたい。あとはシンプルにゲームがうまくなりたい。最近はいろんなゲームに浮気をしているので、なかなか一つのゲームをやりこむ時間がなくって。配信も今月は100時間くらいしかできてないから、今一番やりたいことは配信ですね」
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